2017年度_365体育网投
/whatsnew/archive/2017
daily
1
2018/03/12 19:07:00 GMT+9
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どの種類の筋肉細胞になるかは酵素「LSD1」が調節 -酵素とホルモンによる、骨格筋の分化と代謝調節メカニズムを解明-_365体育网投
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20180330
<![CDATA[<p>熊本大学発生医学研究所細胞医学分野の阿南浩太郎研究員(同大学院医学教育部博士課程修了)、日野信次朗准教授、中尾光善教授らは、網羅的な遺伝子解析を用いて、どの種類の骨格筋細胞になるかを決める遺伝子プログラムと、代謝方法を決める遺伝子プログラムとをLSD1酵素が調節する仕組みを解明しました。「LSD1」は特定の遺伝子群の働きを抑制する酵素です。今回、骨格筋細胞の元となる細胞が各骨格筋細胞(運動を担う速筋や姿勢を担う遅筋)になる過程において、LSD1がミトコンドリア代謝および遅筋型の遺伝子群の働きを抑制して、速筋化を誘導することが分かりました。また、体内の代謝バランスを保持するホルモン「グルココルチコイド」が作用すると、細胞内でLSD1が分解されて、ミトコンドリア代謝および遅筋型の遺伝子群の働きが増加しました。さらに、グルココルチコイドとLSD1阻害薬剤を組み合わせると、ミトコンドリア代謝および遅筋化が強く促進されることを見出しました。 <br/> この成果は、酵素とホルモンによる骨格筋の分化と代謝の制御に関わるメカニズムを明らかにしたことから、現代社会で注目される骨格筋の形成と健康維持、加齢性変化(骨格筋量の低下(サルコペニア)、肥満?糖尿病など)の新しい制御法への応用が期待されます。 <br/> <br/> 本研究成果は、文部科学省科学研究費補助金、武田科学振興財団研究助成などの支援を受けて、英国科学雑誌「Nucleic Acids Research」オンライン版に日本時間の平成30年3月29日に掲載されました。なお、本研究は熊本大学発生医学研究所が、東京大学の清水宣明講師、田中廣壽教授、九州大学の沖真弥助教、熊本大学小児科学分野の遠藤文夫名誉教授、中村公俊教授との共同研究で行ったものです。</p>
<p/>
<p>【論文名】 <br/> LSD1 mediates metabolic reprogramming by glucocorticoids during myogenic differentiation <br/> (骨格筋分化において、LSD1酵素はグルココルチコイドによる代謝プログラムを調節する)</p>
<p>【著者名】 <br/> Kotaro Anan, Shinjiro Hino*, Noriaki Shimizu, Akihisa Sakamoto, Katsuya Nagaoka, Ryuta Takase, Kensaku Kohrogi, Hirotaka Araki, Yuko Hino, Shingo Usuki, Shinya Oki, Hirotoshi Tanaka, Kimitoshi Nakamura, Fumio Endo, and Mitsuyoshi Nakao*</p>
<p>【掲載雑誌】 <br/> <a href="https://academic.oup.com/nar/advance-article/doi/10.1093/nar/gky234/4956186" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> Nucleic Acids Research </a> <br/> (Oxford University Press)</p>
<p>【DOI】 <br/> 10.1093/nar/gky234</p>
<p>【URL】 <br/> https://academic.oup.com/nar</p>
<p>【詳細】 <br/> <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2017-file/release180330.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> プレスリリース本文 </a> (PDF374KB)</p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> 発生医学研究所 細胞医学分野 <br/> 担当: <br/> 教授 中尾 光善 <br/> 准教授 日野 信次朗 <br/> 電話?FAX:096-373-6804 <br/> e-mail: <br/> mnakao※kumamoto-u.ac.jp <br/> s-hino※kumamoto-u.ac.jp <br/> (※を@に置き換えてください)</address>
<p/>]]>
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研究
2018/03/30 20:56:00 GMT+9
ページ
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平成30年度入学式_365体育网投
/whatsnew/soumu/30nyugakushiki
<![CDATA[<p>平成30年度熊本大学?熊本大学大学院入学式を、下記のとおり実施いたします。</p>
<p>【日時】平成30年4月4日(水)午前10時から午前10時30分まで(開場:午前9時30分)</p>
<p>【場所】熊本県立劇場コンサートホール(熊本市中央区大江2-7-1) <br/> <a href="http://www.kengeki.or.jp/access/"> 会場までのアクセスはこちらをご覧ください </a></p>
<p>【式次第】</p>
<ol style="margin-left: 40px;">
<li>開式の辞</li>
<li>国歌演奏</li>
<li>入学許可</li>
<li>学長式辞</li>
<li>入学者宣誓</li>
<li>学長?理事?部局長等紹介</li>
<li>閉式の辞</li>
</ol>
<ul>
<li class="point"><span class="fontcolor1"> 式場の座席の関係上、同伴者は式場に入ることはできません。会場内のロビー等では、式の様子を動画でご覧いただけます。 </span></li>
<li class="point">当日は交通渋滞が予想されますので、公共交通機関をご利用ください。</li>
</ul>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/form/39"> 運営基盤管理部 総務課総務担当 </a> <br/> 096-342-3117/3118/3286</address>
<p/>
<p/>]]>
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2018/03/27 17:30:00 GMT+9
ページ
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COC事業「地域課題解決プログラム修了証授与式」が行われました_365体育网投
/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/20180327
<![CDATA[<p>
この度、COC事業における地域課題解決プログラムにおいて所定の7単位以上を習得した10名の学生が、地域課題解決プログラム修了者として認定され、平成30年3月16日(金)に、原田学長から、「地域課題解決プログラム修了証」が授与されました。
<br/>
熊本大学では、文部科学省「地(知)の拠点整備事業」(COC)に採択され、市民、企業、行政などと協力して、地域の課題を解決する人材の育成を進めております。
<br/>
10名の学生はそれぞれの地域で災害復興支援やフィールドワークに取り組みながら、地域課題解決の手法や能力を培いました。
<br/>
修了式後に行われた原田学長、松本副学長との歓談では、プログラムを通じた学びについて学生からの報告があり、それぞれの経験や今後の目標などについて語り合われました。
<br/>
熊本大学では、今後も地域の課題に対応しながら熊本地域のCenter of Communityとして、全学的に「活力ある地域社会を共に創る火の国人材育成」拠点の形成に積極的に取り組んで参ります。
</p>
<ul>
<li class="arrow">
COC事業については、以下を参照ください。
<br/>
<a href="http://coc.kumamoto-u.ac.jp" target="_blank">
http://coc.kumamoto-u.ac.jp/
</a>
</li>
</ul>
<p style="text-align: center;">
<img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/news_file/20180327-1.jpg/@@images/eb9fb8fc-70bb-4e9f-883c-c11c044e592a.jpeg" alt="20180327-1.jpg" title="20180327-1.jpg" width="400" height="252"/>
</p>
<p style="text-align: center;">
(写真中央 原田学長、中央左 松本副学長、中央右 新留学長特別補佐(Kumamoto COC+担当)とプログラム修了生)
</p>
<p style="text-align: center;">
<img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/news_file/20180327-2.jpg/@@images/b018e953-b187-47b3-a01c-0c1a23174f79.jpeg" alt="20180327-2.jpg" title="20180327-2.jpg" width="400" height="255"/>
</p>
<p style="text-align: center;">
</p>
<address>
<strong>
お問い合わせ
</strong>
<br/>
<span style="font-size:10pt;">
熊本創生推進機構
<br/>
内線(3096)
</span>
</address>
<p>
</p>
]]>
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2018-03-27 16:15:00
ページ
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留学現地リポート:可能性を広げたフランスでの留学生活[フランス ボルドー?モンテーニュ大学]_365体育网投
/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180327
<![CDATA[<div id="content-core">
<div id="parent-fieldname-text">
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/index_file/now-short2.jpg/@@images/526e33fe-3981-4f9b-9548-fd02bbf31fb1.png" alt="now-short2.jpg" title="now-short2.jpg" width="545" height="138"/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180327-file/image01.jpg/@@images/6035ee86-8bb0-4d2d-9953-c70637617737.jpeg" title="image01.jpg" width="545" alt="image01.jpg" height="342" class="image-inline"/></p>
<h2>語学は日本で基礎力をつけておくと早く上達することを実感</h2>
<div>熊本大学の交換留学制度を利用し、フランスのボルドー?モンテーニュ大学に留学中の永井蓮さん(文学部文学科)。留学前のエピソードや現地での様子を紹介します。</div>
<div/>
<div><span class="fontcolor2"> Q.留学したきっかけは何ですか? </span></div>
<div>A.以前から漠然と「日本とは違う文化の中で生活してみたい」という憧れがありました。大学生になって始めたフランス語がとても好きになり、フランスで生活してみたいと思うようになりました。</div>
<div/>
<div><span class="fontcolor2"> Q.留学前の準備で大変だったことはありましたか? </span></div>
<div>A.寮の手続きがややこしくて、正式に手続きが完了したのは渡仏してから3カ月後でした。先生に手伝っていただきながら、なんとかできましたが、問い合わせをしても返事が来なかったり、人によって情報が異なったりでとても混乱しました。 <br/> 語学は、先輩から「日本で基礎力をつけてからフランスに行った方が早く上達するよ」と教えていただいていたので、留学前から力を入れて勉強しました。実際に知っている単語や文法の数が多いほど、自分が伝えたい話の幅が広がることを実感しています。</div>
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180327-file/image02.jpg/@@images/1165ac4e-4722-4a62-b3b0-2a2e08478c86.jpeg" title="image02.jpg" width="545" alt="image02.jpg" height="221" class="image-inline"/></div>
<h2>授業はついていくだけで必死。でも、フランス語での会話は楽しい</h2>
<div><span class="fontcolor2"> Q.留学先ではどんな授業を受けられていますか? </span> <br/> A.前期(9~12月)は、DEFLEというボルドー大学附属の語学学校でフランス語を学びました。クラスはレベルごとに5つに分かれていて、自分のレベルに合った授業を受講できます。オーラルの授業では映画やテレビCMなどを教材にして、リスニングやディスカッション、プレゼンテーションを行います。特にプレゼンテーションは、一人ひとり発表の場があり、文法の誤りや細かい発音まで指導が受けられ、とても充実していました。作文の授業では、メールや日記、新聞記事、論文などさまざまなジャンルで使われる表現を学び、自分が書いた文章を添削してもらいます。 <br/> 後期(1~5月)はフランス語学やフランス文学の授業を聴講しています。また、日本の歴史や近現代文学をフランス語に訳する授業にも参加し、フランス語力の向上に努めています。</div>
<div/>
<div><span class="fontcolor2"> Q.授業以外の時間はどのように過ごしていますか? </span> <br/> A.毎週2時間、ボルドー大学の日本語学科の授業にボランティアとして参加しています。フランス人学生の質問に答えたり、会話の相手役をします。この授業をきっかけにフランス人学生と仲良くなることができました。また、月に何度か日本人の方が開いている社会人向けの日本語教室のお手伝いをしています。どちらもフランス語で日本語文法の説明が求められるので、日常生活で使うフランス語とはまた別の難しさがあり、私自身の勉強にもなっています。 <br/> 休日はフランス人の友達にフランスの家庭料理を教えてもらったり、反対に私が日本料理をふるまったり、友達と食事をしながら過ごすことが多いです。天気が良い日は、パンやチーズ、ワインなどを持ち寄って外で食べます。夜は、ソワレと呼ばれるパーティーを楽しんでいます。ソワレは初対面の人と仲良くなるチャンスなので、積極的に参加しています。</div>
<div/>
<div><span class="fontcolor2"> Q.留学中の楽しみと大変なことは何ですか? </span> <br/> A.楽しいことは、フランス人の友達と同じ時間を過ごすこと。拙いながらも伝えたいことを伝えられるようになってきたと実感しています。今はフランス語で話すことが楽しくて、毎日とても充実しています。 <br/> 反対に大変なことは、授業の予習復習です。語学学校の授業と違い、後期の授業は専門性が高く、使われるフランス語も難しいので、ついていくだけで必死。わからないところは、友達に教えてもらってなんとか理解できているような状態なので、毎日の復習が欠かせません。</div>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180327-file/image03.jpg/@@images/87fce527-a137-48ac-b566-ad2fb8840959.jpeg" title="image03.jpg" width="545" alt="image03.jpg" height="488" class="image-inline"/></div>
<h2>帰国後は日本国内を旅行して、もっと日本を知りたい</h2>
<span class="fontcolor2"> Q.帰国後やりたいことはありますか? </span> <br/> A.日本国内をたくさん旅行したいです。フランス国内や近隣の国を旅行し、美しい街や景色にたくさん出会いました。街それぞれに違った色を持っていて、そのどれもが魅力的でした。今まで日本であちこち旅行することがなかったので、今度は日本の美しい場所をたくさん訪れて、もっと日本のことをよく知りたいと思っています。 <br/> <br/> <span class="fontcolor2"> Q.これから留学をしたいと思っている方にアドバイスやメッセージをお願いします。 </span> <br/> A.留学の一番の魅力は、人との出会いだと思います。私は留学先でさまざまな価値観を持つ人たちと出会ったことで、自分の人生に新たな選択肢が生まれ、可能性が広がったように感じています。ブラジルの作家、コエーリョの言葉に「決心するということは、まるで急流に飛び込んで、そのときには夢にも思わなかった場所に連れてゆかれるようなものなのだ」というものがあります。留学という決断は、きっと今まで思いもしなかった出会いや経験をもたらすはずです。もし留学を迷っている人がいたら、思い切って急流に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180327-file/image04.jpg/@@images/80915734-458b-4604-b576-81383599e0d3.jpeg" title="image04.jpg" width="545" alt="image04.jpg" height="460" class="image-inline"/></div>
<div/>
<div/>
<div/>
<div>(2018年3月27日掲載)</div>
<div/>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../../../../form/14"> マーケティング推進部広報戦略室 </a> <br/> 096-342-3122</address></div>
</div>
<p/>]]>
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2018/03/27 09:50:00 GMT+9
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二足歩行は血管に悪い?-マウスとヒトのバイパス血管「側副血行路」を三次元画像で詳細に比較-_365体育网投
/whatsnew/seimei/20180326
<![CDATA[<p>熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科(熊本大学医学部附属病院 心臓血管センター)の有馬勇一郎特任助教、辻田賢一教授らは、熊本大学大学院先端科学研究部、熊本大学国際先端科学技術研究機構(IROAST)、熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)、国立循環器病研究センターとの共同研究 <sup> ※1 </sup> により、マイクロX線CTを用いてマウスの下肢血管を三次元で可視化する評価法を開発し、下肢で血管が詰まった状態において機能する特徴的な側副血行路(新たにできる迂回路となる血管)を同定しました。 <br/> 本研究成果は、文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて、医学雑誌「Journal of American Heart Association」オンライン版に米国(EDT)時間の2018年3月23日(金)に掲載されました。</p>
<p>(説明) <br/> 末梢閉塞性動脈疾患は、動脈硬化による血管狭窄が下肢部分に流れる血管に及ぶことで生じる疾患です。下肢の血流障害をきたすため、歩行時に痛みやしびれの出る歩行障害(間欠性跛行(かんけつせいはこう))や、重症化した場合は下肢切断などの原因にもなります。 <br/> これまでの臨床研究と動物実験の結果から、ヒトに比べてマウスの方が下肢の虚血状態による組織障害が少ないことが知られていましたが、どのような違いが原因なのかは明らかでありませんでした。 <br/> 今回の共同研究では、閉塞血管の迂回路として機能する側副血行路の発達に注目し、下肢の血管が詰まった状態を再現したマウス(下肢虚血モデル)と末梢閉塞性動脈疾患患者さんの下肢血管の形状を比較しました。 <br/> マウス下肢虚血モデルでは、マイクロX線CTを用いて下肢血管を立体的に可視化する手法を確立し、下肢が虚血した状態では臀部を走行する下殿動脈と呼ばれる血管が拡張し、側副血行路としての機能を示すことを明らかにしました。同時に末梢閉塞性動脈疾患の患者さんでも、診断画像の詳細な解析により、下殿動脈が血管狭窄に反応して拡張していることを確認しました。 <br/> また今回の研究で、マウスの下殿動脈はもともと下腿(ふくらはぎ)領域まで血管が発達していることで、ヒトと比べて下肢虚血に対して強い構造になっていることが示されました。一方、ヒトの下殿動脈は臀部の下あたりまでしか発達していません。ヒトで下殿動脈の発達が阻害されている原因として、二足歩行に伴う骨格の変化(進化)により、下殿動脈の発達する領域が制限されていること、骨盤から下腿までの距離が遠くなってしまったことが考えられます。 <br/> 今後はこの特徴を理解した上で、ヒトにおける側副血行路を強化する治療法の開発が期待されます。 </p>
<p><sup> ※1 </sup> 本研究は以下の機関の研究者による多施設共同研究です。 <br/> ?熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科(熊本大学医学部附属病院 心臓血管センター) <br/> ?熊本大学大学院先端科学研究部(X-Earthセンター)/ 熊本大学国際先端科学技術研究機構(IROAST):大谷順教授、椋木俊文准教授 <br/> ?熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS):西山功一特任准教授 <br/> ?国立循環器病研究センター:中川修部長、小川久雄理事長</p>
<p/>
<p>【論文名】 <br/> Evaluation of collateral source characteristics with three-dimensional analysis using micro X-ray computed tomography <br/> <br/> 【著者名?所属】 <br/> Yuichiro Arima, Seiji Hokimoto, Noriaki Tabata, Osamu Nakagawa, Asahi Oshima, Yosuke Matsumoto, Takahiro Sato, Toshifumi Mukunoki, Jun Otani, Masanobu Ishii, Michie Uchikawa, Eiichiro Yamamoto, Yasuhiro Izumiya, Koichi Kaikita, Hisao Ogawa, Koichi Nishiyama and Kenichi Tsujita</p>
<p>【掲載雑誌】 <br/> <a href="http://jaha.ahajournals.org/content/7/6/e007800" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> Journal of American Heart Association </a></p>
<p>【URL】 <br/> http://jaha.ahajournals.org/content/7/6/e007800</p>
<p>【doi】 <br/> 10.1161/JAHA.117.007800</p>
<p>【詳細】 <br/> <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2017-file/release180326.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> プレスリリース本文 </a> (PDF248KB)</p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> 大学院生命科学研究部 循環器内科 <br/> 担当:特任助教 有馬勇一郎(ありまゆういちろう) <br/> 電話:096-373-5175 <br/> e-mail:arimay※kumamoto-u.ac.jp <br/> (※を@に置き換えてください)</address>
<p/>]]>
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2018/03/26 12:00:00 GMT+9
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平成29年度卒業式?修了式を挙行しました_365体育网投
/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/topics/2017/t180325
<![CDATA[<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/index_file/now-short2.jpg/@@images/526e33fe-3981-4f9b-9548-fd02bbf31fb1.png" alt="now-short2.jpg" title="now-short2.jpg" width="545" height="138"/></p>
<p><span style="line-height: 21.76px; font-size: 12.8px;"> 平成30年3月25日、平成29年度卒業式?修了式が熊本県立劇場で行われました。 </span> <span style="line-height: 21.76px; font-size: 12.8px;"> 本年度は学部生1724名、大学院生644名、法科大学院8名、専攻科?別科60名、合計で2436名が、それぞれ新たなステージへの一歩を踏み出しました。 </span></p>
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/topics/2017/topics2017-file/t180325-1.jpg/@@images/6093dd1e-811b-45d0-b318-4492f1179555.jpeg" title="t180325-1.jpg" width="300" alt="t180325-1.jpg" height="206" class="image-inline"/><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/topics/2017/topics2017-file/t180325-2.jpg/@@images/d81b1eaf-9fdb-4b8e-8149-bce4727938f2.jpeg" title="t180325-2.jpg" width="300" alt="t180325-2.jpg" height="206" class="image-inline"/></p>
<p/>
<ul>
<li class="arrow"><a href="/daigakujouhou/gakuchoushitu/year/2017/20180325"> 平成29年度熊本大学卒業式?修了式 式辞はこちら </a></li>
</ul>
<p>(2018年3月25日掲載)</p>]]>
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2018/03/25 14:40:00 GMT+9
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インスリン作用の解明から開発する糖尿病の新たな治療法_365体育网投
/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/labo/2017/k300322
<![CDATA[<div id="content-core">
<div id="parent-fieldname-text">
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/index_file/now-short2.jpg/@@images/526e33fe-3981-4f9b-9548-fd02bbf31fb1.png" alt="now-short2.jpg" title="now-short2.jpg" width="545" height="138"/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/labo/2017/k300322-file/image01.jpg/@@images/af6cfec8-bca7-4d30-a33a-45b5a9efd2be.jpeg" title="image01.jpg" width="545" alt="image01.jpg" height="342" class="image-inline"/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/labo/2017/k300322-file/kennji_top.jpg/@@images/817e729e-dc80-40aa-8ad3-856a66b4d2cc.jpeg" title="kennji_top.jpg" width="545" alt="kennji_top.jpg" height="206" class="image-inline"/></p>
<h2>先進的な糖尿病研究で、糖尿病予備群にも対処</h2>
<div>健児くん(以下◆):日本医師会医学賞受賞おめでとうございます! 今回受賞された糖尿病の治療法について、教えてください。 <br/> 荒木先生:ありがとうございます。今回、受賞した研究テーマは「糖尿病病態の分子生物学的解析と新規糖尿病治療法開発への応用」です。その中の新規糖尿病治療法は、熊本大学薬学部の甲斐広文先生との共同研究で、40~42度のほどよい温熱と微弱なパルス状の電流を同時に付加することで、インスリン抵抗性がよくなる、ということを証明したものです。糖尿病は、インスリンというホルモンが十分に出ない、出ているけれど、十分に効果が発揮できていない、という分泌と作用の二つの障害が原因になっています。インスリンが正常な働きを失うことをインスリン抵抗性といいますが、熱と電流を与えることで、糖尿病ではないメタボの方も、インスリン抵抗性がよくなり、内臓脂肪が少し減少しました。メタボの状況など、早期に介入することができれば、薬を飲まなくても治療できるようになる可能性もあると考えています。今後は、大規模な臨床研究を行って2型糖尿病の一般的な治療法になるよう、有効性を確認していく予定です。</div>
<div><br/> ◆:熊本大学は糖尿病の研究で、世界から注目されているそうですね。 <br/> 荒木:現在私がいる代謝内科学教室は、内科の中でも糖尿病代謝学、内分泌学が主な研究テーマです。熊本大学では、以前から先進的な糖尿病研究が行われていました。前任の七里元亮先生は人工膵臓の研究で知られています。今、日本にあるベッドサイド型の人工膵臓は、七里先生のグループの研究が大きく貢献しており、世界でも一種類だけの人工膵臓になっています。また、糖尿病の合併症防止に厳格な血糖管理が有効である、ということを証明した熊本スタディという研究も、熊本大学で行われた素晴らしい研究です。 <br/> 私が熊本大学大学院に進学したのも、糖尿病研究の一環としてインスリンの受容体の機能を調べるという研究をするためでした。インスリンは、血糖値を下げる以外にも多様な作用をいろいろな臓器で発現するホルモンです。なぜ、一つのホルモンがそのような多くの作用を持つのかについては、長く謎でした。私たちの研究で、インスリンがインスリン受容体に結合し、受容体にあるチロシンキナーゼという酵素の活性が高まることで、インスリンの作用が伝わっている、ということがわかりました。その後、いくつかの蛋白がインスリン受容体のターゲットとして存在し、微妙なインスリン作用の調節を行っているということもわかりました。 <br/> 最近のデータでは、日本の中でも熊本は、空腹時の血糖値が高い人が多いということがわかっています。糖尿病にはなっていないけれど糖尿病予予備群という人が多いのです。こういう人が糖尿病を発症することがないよう予防したり、早期の対応で治療できるよう、インスリンの働きを知り、改善する方法を開発することが大切なんです。</div>
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/labo/2017/k300322-file/image02.jpg/@@images/f4be0ce7-9efb-4c61-a5fe-886674dd6da9.jpeg" title="image02.jpg" width="545" alt="image02.jpg" height="407" class="image-inline"/></div>
<div/>
<h2>糖尿病の治療に役立つことを意識して研究を続ける</h2>
<div>◆:先生がインスリンの研究を始められたきっかけは? <br/> 荒木:私は熊本生まれで、生活習慣病を中心とした診療で開業しようと思って熊本大学医学部に進学しました。医学部を卒業して三年目の終わりに、そのときの教授から「熊本大学の基礎の大学院でインスリンについて研究する人を探しているから行ってみませんか?」と言われて、インスリン受容体の機能を調べる研究を始めたんです。始めてみたら、とても面白くて。「留学もしてみては?」と誘われて、2年間、アメリカのハーバード大学医学部ジョスリン糖尿病センターに留学しました。ここでは、インスリン受容体のターゲットIRS1のクローニングを行い、インスリンが多様な作用を発現する謎を解明しました。日本に帰ってからは、糖尿病患者の90%以上を占める、2型糖尿病の原因に遺伝子異常が関係していないかを調べて、IRS1という遺伝子の異常、多型がインスリン作用を障害しやすいような体質を生み出すということにたどり着きました。最初は否応無し、だったかもしれませんが、一つがわかると次の謎がでてきて、面白くなって続けてきた、その結果が今につながっています。 <br/> 研究を続けている、とはいえ、もともとは臨床の教室なので、週に3日は診療に関わっています。患者さんのお話を聞いたり、病状をよく考えたりすることは、新しい診療や治療方法の開発に直接つながるヒントになります。実際に患者さんとのやりとりの中で研究テーマが見つかることもあります。臨床家として、常に患者さんのことを頭に描き、患者さんのためにどう役に立つかを考えながら研究することは重要です。基礎研究の発展を活かして、それを臨床に活かしていく。ベッドサイドからベンチ、ベンチからベッドサイドという循環がうまく回るように流れを作っていかなければならないとも思います。</div>
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/labo/2017/k300322-file/image03.jpg/@@images/7df3267e-c01c-42a0-a0ac-a916bf548de5.jpeg" title="image03.jpg" width="545" alt="image03.jpg" height="244" class="image-inline"/></div>
<h2>食生活も含めた、オーダーメイドの予防、治療を目指す</h2>
◆:今後は、どんな研究を進められるのですか? <br/> 荒木:一つには、今回開発した新たな治療法を、多くの人に使っていただけるようにしていきたいと思っています。臨床研究を重ねて、負担なく、治療ができれば一番ですよね。 <br/> もう一つは、糖尿病になりやすい、なりにくいといった体質にあわせた、予防法や治療法を確立することです。人間の遺伝子の中には、ある病気になりやすい、なりにくい、を決める疾患感受性遺伝子と呼ばれるものがあります。糖尿病に関して言えば、100個近く、疾患感受性遺伝子が見つかっていて、遺伝的な個性として、糖尿病になりやすいかどうか、がわかってくる時代になってきているんです。そういった情報も考慮しながら、患者さん一人ひとりにあった、オーダーメイドの予防、治療をやっていく必要があるんじゃないかと思っています。 <br/> <br/> ◆:先生はブルーサークルメニューも推進されていますよね! <br/> 荒木:ブルーサークルメニューとは、2013年に熊本で日本糖尿病学会を開催したことを機に始めた事業です。ブルーサークルとは、糖尿病の世界共通のシンボル。糖尿病に立ち向かおうという思いを込めたマークで、これにちなんでブルーサークルメニューと名付けました。当時から熊本には肥満の人、血糖値が高い人が多かった。だからこそ、糖尿病に関する知見をもっていただき、食生活を見直すきっかけにしてほしいと思ったんです。幸い、熊本県や栄養士会の協力も得られ、現在も続いています。 <br/> 特徴は、糖尿病の食事療法に準じたランチメニューで、1食600キロカロリー未満、塩分が3グラム未満、糖質、脂質、蛋白のバランスがいい、といった基準をクリアしていることです。レストランなどのシェフが考案したメニューを、病院の栄養士がチェックして改善し、私たちが承認しています。現在、熊本県全体で100メニュー以上が提供されています。糖尿病の患者さんや予備群の方はもちろん、体重がちょっと気になっているという人やカロリーを控えたいという人にも、安心して食べていただけるメニューばかり。もちろん、とってもおいしいんですよ。 <br/> こういうメニューが提供されていることを知ってもらうことで、食生活の改善に興味をもってもらえれば、将来、生活習慣病の予防にも役立つでしょう。こういった社会的な活動も、大学の使命だと考えています。 <br/>
<ul>
<li class="arrow">ブルーサークルメニュー <a href="http://kumamoto-dmstaff.org/bcm/"> http://kumamoto-dmstaff.org/bcm/ </a></li>
</ul>
<br/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/labo/2017/k300322-file/image04.jpg/@@images/8d6b9bf2-513e-4905-847c-eadd92b3c8c1.jpeg" title="image04.jpg" width="545" alt="image04.jpg" height="213" class="image-inline"/> <br/>
<h2>いろいろな人に出会って、つながりを作ろう!</h2>
◆:学生の皆さんに一言お願いします! <br/> 荒木:熊本大学の学生さんにも、これから熊本大学に入る学生さんにも、自分に自信をもってチャレンジしてほしい、と思います。みなさんにはいろんな選択肢があるし、いろんな方向に進む可能性がある。私自身、大丈夫かな、と思いつつ研究に進みましたが、結果、面白くて、今につながっています。どんなことも、やってみなければ、できるかどうかはわかりません。難しい、困難だ、と思う方向にこそ、ぜひ、挑戦してもらって、困難を乗り越える面白さを実感してもらいたいですね。 <br/> そして、もっともっと、世界に羽ばたいてもらいたいです。留学はその一つの方法。留学はとても楽しいです。いろいろな国の人に会うことができます。日本と世界の常識が違うことを肌で感じることができます。世界中に友だちができて、自分の世界も大きく広がります。そのつながりが、きっと、自分を助けてくれますよ。 <br/> <br/> <img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/labo/2017/k300322-file/image05.jpg/@@images/506d1e6f-f518-45dd-a1de-e00e76bc70f3.jpeg" title="image05.jpg" width="545" alt="image05.jpg" height="219" class="image-inline"/>
<div><br/>
<div>(2018年3月22日掲載)</div>
<div/>
<div/>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../../../../form/14"> マーケティング推進部広報戦略室 </a> <br/> 096-342-3122</address></div>
</div>
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</div>
<p/>]]>
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研究
2018/03/22 09:55:00 GMT+9
ページ
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熊本COC+事業初の「くまもとプレマイスター」称号授与_365体育网投
/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/pre-meister
<![CDATA[<p>この度、熊本大学法学部2年生の庄山真由(しょうやま まゆ)さんが、初のCOC+地方創生プログラム修了者として認定され、平成30年3月16日(金)に、熊本地方COC+推進協議会議長(熊本大学:原田学長)から、「くまもとプレマイスター」の称号が授与されました。 <br/> 熊本大学(COC+校)及びCOC+事業協働機関(県内6大学?1高専、熊本県?熊本市、経済6団体)では、文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」(COC+)に採択され、地方創生の中心となる「ひと」の地方への集積を目的として、大学等が地方公共団体や企業等と協働して、学生にとって魅力ある就職先の創出をするとともに、地域が求める人材を養成するため、「“オール熊本”で取り組む熊本産業創生と雇用創出のための教育プログラム」に取り組んでおります。 <br/> 今後も、COC+校の熊本大学では、「地域に関わる幅広い教養と基礎知識」、「地方創生に向けた課題発見及びその解決能力」を身に付けた学生を輩出するとともに、熊本地域の地(知)の拠点大学として、地方創生に積極的に取り組んで参ります。</p>
<div class="right" style="text-align: center;"/>
<p class="clearfloat" style="text-align: center;"><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/news_file/Pre-Meister.jpg/@@images/fa0ce219-ed80-401c-a492-afe17a01b69a.jpeg" alt="COC+「くまもとプレマイスター」称号授与" title="COC+「くまもとプレマイスター」称号授与" width="400" height="257"/> <br/> 熊本大学で行われた授与式にて <br/> (左から 熊本大学法学部2年 庄山 真由さん、熊本大学原田学長(熊本地方COC+推進協議会議長)</p>
<p style="text-align: center;"/>
<p><span class="visualClear"> </span></p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> くまもと地方産業創生センター <br/> COC+推進室 <br/> 096-342-3288(内線101)</address>
<p><span class="visualClear"> </span></p>]]>
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2018/03/19 15:10:00 GMT+9
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意外と現代を感じさせる邦楽の世界[邦楽部]_365体育网投
/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180319
<![CDATA[<div id="content-core">
<div id="parent-fieldname-text">
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/index_file/now-short2.jpg/@@images/526e33fe-3981-4f9b-9548-fd02bbf31fb1.png" alt="now-short2.jpg" title="now-short2.jpg" width="545" height="138"/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180319-file/image01.jpg/@@images/19499834-87e8-40a5-b616-4b60d654a993.jpeg" title="image01.jpg" width="545" alt="image01.jpg" height="342" class="image-inline"/></p>
<h2>和楽器の珍しさに惹かれて入部</h2>
<div>オーケストラ、モダンジャズ、クラシックギター…熊本大学にはさまざまな音楽系の部活?サークルがあります。今回ご紹介するのは、箏や三弦(三味線)、尺八など、古くから伝わる和楽器を演奏する邦楽部です。小学生や中学生のころに音楽の授業で習ったり、神社やテレビ番組などで演奏を耳にする機会はありますが、馴染みが少ない人も多いはず。それでも、その珍しさからか、熊本大学の邦楽部には、現在30人近くの部員が所属しています。「規模が大きな部活ではないけれど、年々部員数が増加していて、練習スペースが足りなくなってきています」と話すのは総務の工学部3年村岡智子さん。村岡さんも、めったに触れることのできない和楽器の珍しさに惹かれて入部した部員の一人です。さまざまな楽器がありますが、村岡さんの担当は箏。「入部したときには三弦の枠が埋まっていて…。尺八も吹いてみたんですが、音が出なかったんです。それで箏になりました(笑)。今でも、他の楽器も演奏してみたいなあと、憧れる気持ちはあります」。</div>
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180319-file/image02.jpg/@@images/a9663cf8-a8bf-471c-b470-e568576b0099.jpeg" title="image02.jpg" width="545" alt="image02.jpg" height="529" class="image-inline"/></div>
<h2>1年経っても難しい和楽器演奏、中には掛け持ちする人も。</h2>
<div>演奏が難しそうなイメージがある和楽器ですが、部員のほとんどが未経験者です。文学部3年の金子由香里さんは「和楽器は縦譜と呼ばれる楽譜を使うので、五線譜が読めなくても大丈夫なんです。だから、他の音楽系の部活よりも気軽に始めてみようと思う人が多いのではないかと思います」と分析します。一見難しそうな縦譜ですが、五線譜よりも覚えることが少なく、慣れてしまうと簡単なのだとか。しかし、「楽器ごとに楽譜が異なるので、楽器間の意思疎通がとりづらい欠点もあります。箏と三弦は楽譜を照らし合わせれば、どこから音が入るとか、どこで音を合わせるとかが大体わかりますが、尺八だけは独特。未だにわかりません」と苦笑いする村岡さん。箏の演奏についても、「箏は柱(じ)と呼ばれる支柱を調節することで音程を調整するんですが、曲の途中で音程が変わる楽曲もあります。そのときは、演奏しながら柱を調節しなければならないので大変です」と苦労を語ります。尺八を演奏する文学部2年三宅千夏さんも「1年経って、それなりにできるようになった程度。先生には『2年経ったら曲らしく演奏できるかな』と言われました」と苦戦している様子。「でも、リコーダーみたいに簡単にできないところが、また面白い」と魅力を語ります。 <br/> 「1つの和楽器を演奏できるようになるだけでも大変」とメンバーが語る中、薬学部2年の安田健吾さんは珍しい掛け持ち奏者。もちろん、和楽器未経験です。「大学でしかできないことをやってみたいと思い、やってみたところ、見事にハマってしまいました。そして自分の演奏したい曲を探していく中で、箏だけの曲、尺八だけの曲というのを見つけたんです。それを演奏できるようになりたくて掛け持ちしています」と安田さんは教えてくれました。</div>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180319-file/image03.jpg/@@images/149144df-0a90-4be3-8c97-bb15171ffd03.jpeg" title="image03.jpg" width="545" alt="image03.jpg" height="516" class="image-inline"/></div>
<h2>現代曲に、洋服での演奏…邦楽は意外とイメージと違った!</h2>
邦楽部は活動曜日が決まっておらず、基本は自主練習。しかし、5月と7月と12月に行われる演奏会前には決まった曜日に先生に来てもらい、練習を行います。「プロに見ていただくと新しい発見があって良いですね」と金子さん。反対に先生が出演する演奏会に邦楽部から手伝いに行くこともあるそうです。「プロの演奏を舞台袖で聴けるのは感動します。邦楽部に入って一番印象に残っていることです」と村岡さん。 <br/> 和楽器での演奏は、正月のテレビ番組で誰もが一度は耳にしたことがある「春の海」のような曲をイメージする人が多いかもしれませんが、村岡さんと金子さんは「実は演奏したことがないんです」と話します。「演奏会で演奏する曲は、それぞれが演奏してみたい曲を持ち寄るんですが、邦楽もさまざまな種類があるんです。私たちが演奏する曲は、古典曲は少なめ。現代曲ばかり演奏しています」。また、演奏会は袴や着物ではなく、洋服で演奏するのだとか!「1年生は古典曲が多いので、イメージに合わせて袴や着物を着て演奏しますが、2年生以上は運営もあるので、動きやすい洋服で(笑)。もちろん、上級生でも着物を着る人もいますよ」と村岡さん。次々に邦楽に対する固定概念が覆されます。 <br/> 2017年12月17日(土)に邦楽部の一大イベントである定期演奏会が開催されました。2?3年生全員による演奏で始まり、各グループによる演奏が繰り広げられ、最後に再び2?3年生全員による演奏で幕を閉じます。村岡さんは「今年は人数が多くて選曲が大変でした」と振り返ります。全部で9曲演奏し、「集大成を見せられるように頑張りました」と語ります。村岡さん、金子さんはこの定期演奏会をもって引退です。「機会があれば今後も邦楽は続けていきたいです」と二人は笑顔で答えました。
<ul>
<li class="arrow">邦楽部の活動は <a href="https://twitter.com/kumahougaku"> こちら </a> で紹介しています。</li>
</ul>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180319-file/image04.jpg/@@images/1fd46f62-a897-43dd-9349-d22758bfe6cc.jpeg" title="image04.jpg" width="545" alt="image04.jpg" height="200" class="image-inline"/></div>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180319-file/image05.jpg/@@images/8c4730b3-d5f7-4f71-ba6f-5d3d5b211d27.jpeg" title="image05.jpg" width="545" alt="image05.jpg" height="199" class="image-inline"/></div>
<div/>
<div/>
<div>(2018年3月19日掲載)</div>
<div/>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../../../../form/14"> マーケティング推進部広報戦略室 </a> <br/> 096-342-3122</address></div>
</div>
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2018/03/19 09:40:00 GMT+9
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リガ工科大学(ラトビア)学長らが本学を表敬訪問_365体育网投
/kokusaikouryuu/whatsnew/20180315
<![CDATA[<p>平成30年3月6日、リガ工科大学(ラトビア)のLeonids Ribickis学長一行が来学し、原田信志学長、高島和希副学長(国際交流担当)を表敬訪問しました。</p>
<p>リガ工科大学は、ラトビアの首都リガに位置する工科大学であり、バルト海地域における最も古い高等教育機関として地域の高等教育を先導してきました。</p>
<p>会談では、今後の交流促進について意見交換を行い、また、リガ工科大学より短期学生受入プログラムに関する紹介がありました。今後も学生交流の促進等により、両大学の良好な関係を発展させることで意見が一致しました。</p>
<p>今回の訪問をきっかけに両校の交流が更に促進することが期待されます。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/s_image1.jpg/@@images/1d07eaa4-61e6-4a01-9c31-1a6a0a78ddf1.jpeg" alt="リガ工科大学(ラトビア)学長らが本学を表敬訪問" title="リガ工科大学(ラトビア)学長らが本学を表敬訪問"/></p>
<p style="text-align: center;">左からLeonids学長と原田学長</p>
<p/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/s_image2.jpg/@@images/9e76078f-5ce8-4232-b3e0-48de620c31ef.jpeg" alt="リガ工科大学(ラトビア)学長らが本学を表敬訪問" title="リガ工科大学(ラトビア)学長らが本学を表敬訪問"/></p>
<p style="text-align: center;">表敬訪問にて 両大学関係者打ち合わせ</p>
<p/>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../form/13"> マーケティング推進部 国際戦略課 </a> <br/> 096-342-2101</address>]]>
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2018/03/15 16:19:00 GMT+9
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飛散花粉の種類と量を化学的に検知することに成功_365体育网投
/whatsnew/sizen/20180315-2
<![CDATA[<p/>
<p> スギ花粉の飛散シーズンです。花粉の飛散状況の把握するため、どうやって花粉を特定するか、または数えるかをご存じでしょうか。<br/><br/> 現在用いられている花粉飛散量のモニタリングは、屋外に設置したプレパラートに付着した花粉を顕微鏡で数えたり、花粉によるレーザー光の散乱を計数したりするものです。前者では多大な労力が必要で、後者では花粉以外の粒子もカウントしてしまったり花粉の種別がわからなかったりと、双方とも課題があります。<br/><br/> そこで熊本大学大学院先端科学研究部の戸田敬教授と佐伯健太郎大学院生らの研究グループは、花粉固有の化学物質を特定することで化学的なモニタリングが可能になるのではないかと考え、スギ、ヒノキ、マツ、クリなどの樹木ごとに特有な花粉の成分を特定しました。また、大気に浮遊する粒子を捕集したフィルターからこの花粉成分を検出することに成功し、花粉の種類の判別と花粉の飛散量の情報を得ることができるようになりました。<br/><br/> 今後さらなる検証を重ね、捕集と分析を自動化し、1時間毎の花粉飛散について、正確に花粉の種類と飛散量の情報を同時提供することが可能になると期待されます。<br/><br/> 本研究の成果は、日本の科学誌『分析化学」の「大気環境と分析化学」特集号(6月号)に掲載されます。本研究の一部は、日本学術振興会科学研究費補助金「基盤研究(B)」の支援を受けて実施しました。<br/><br/></p>
<p>【掲載誌】 <br/> <a href="http://www.jsac.jp/bunka" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 分析化学 </a> <br/> *2018年6月発刊号に掲載予定</p>
<p>【タイトル】 <br/> 花粉飛散マーカーの探索を目的とした加熱脱着-ガスクロマトグラフィー/質量分析による花粉由来揮発性有機化合物の同定</p>
<p>【著者】 <br/> 佐伯健太郎、溝口俊介、山崎 大、梶原英貴、大平慎一、戸田 敬</p>
<p>【URL】 <br/> http://www.jsac.jp/bunka</p>
<p>【詳細】 <br/> <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2017-file/release180315-2.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> プレスリリース本文 </a> (PDF 410KB)</p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> 大学院先端科学研究部(理学系) <br/> 担当:教授 戸田 敬 <br/> 電話:096-342-3389 <br/> e-mail:todakei※kumamoto-u.ac.jp <br/> (迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>]]>
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研究
2018/03/15 10:11:00 GMT+9
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-
多孔性シリカ材料を用いた抗マラリア薬のドラッグデリバリーシステムの開発に成功_365体育网投
/whatsnew/sizen/20180315-1
<![CDATA[<p>ドラッグデリバリーシステム(DDS)は、薬を患部まで届けるための重要な手法です。今回、熊本大学大学院先端科学研究部の速水真也教授、学部4年生の平野優衣さんのグループは、オーストラリア、ナイジェリア、ブラジルの研究グループとの国際共同研究により、世界で初めて抗マラリア薬のDDSの開発に成功しました。</p>
<p>本成果は、抗マラリア薬を直接飲用する場合と比べて、最大240倍もの治療効率が上がる画期的な手法として、 <strong> 平成30年2月15日(木)にNature Publishing Groupの科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました </strong> 。 <br/> <br/> 【掲載誌】 <br/> <a href="http://www.nature.com/articles/s41598-018-21351-8" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> Scientific Reports </a></p>
<p>【タイトル】 <br/> Mesoporous silica nanocarriers encapsulated antimalarials with high therapeutic performance</p>
<p>【著者】 <br/> Saliu Alao Amolegbe, Yui Hirano, Joseph Oluwatope Adebayo, Olusegun George Ademowo, Elizabeth Abidemi Balogun, Joshua Ayoola Obaleye, Antoniana Ursine Krettli, Chengzhong Yu & Shinya Hayami</p>
<p>【DO】 <br/> 10.1038/s41598-018-21351-8</p>
<p>【詳細】 <br/> <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2017-file/release180315-1.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> プレスリリース本文 </a> (PDF 322KB)</p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> 熊本大学大学院先端科学研究部 <br/> 担当:教授 速水真也 <br/> 電話:096-342-3469 <br/> e-mail:hayami※kumamoto-u.ac.jp <br/> (迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>]]>
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研究
2018/03/15 10:11:00 GMT+9
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平成29年度卒業式?修了式_365体育网投
/whatsnew/soumu/29sotugyoushiki
<![CDATA[<p>平成29年度熊本大学卒業式?修了式を、下記のとおり実施いたします。</p>
<p>【日時】平成30年3月25日(日)午前10時から午前11時30分まで(開場:午前9時30分)</p>
<p>【場所】熊本県立劇場コンサートホール(熊本市中央区大江2-7-1) <br/> <a href="http://www.kengeki.or.jp/access/"> 会場までのアクセスはこちらをご覧ください </a></p>
<p>【式次第】</p>
<ol style="margin-left: 40px;">
<li>開式の辞</li>
<li>国歌演奏</li>
<li>学位記?修了証書授与</li>
<li>学長式辞</li>
<li>在学者代表送辞</li>
<li>卒業者代表答辞</li>
<li>学業成績優秀者表彰</li>
<li>閉式の辞</li>
</ol>
<ul>
<li class="point"><span class="fontcolor1"> 式場の座席の関係上、同伴者は式場に入ることはできません。会場内のロビー等では、式の様子を動画でご覧いただけます。 </span></li>
<li class="point">当日は交通渋滞が予想されますので、公共交通機関をご利用ください。</li>
</ul>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/form/39"> 運営基盤管理部 総務課総務担当 </a> <br/> 096-342-3117/3118/3286</address>
<p/>
<p/>]]>
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2018/03/15 09:52:00 GMT+9
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熊本大学スーパーグローバル大学創成支援事業シンポジウムを開催しました。_365体育网投
/kokusaikouryuu/whatsnew/20180313
<![CDATA[<p>平成30年3月5日(月)、熊本大学スーパーグローバル大学創成支援事業シンポジウムを開催しました。</p>
<p>本シンポジウムは、「大学のグローバル化と地域に根ざしたグローバル人材育成」をテーマとして、地域のグローバル化を取り巻く状況での様々な課題解決に向けての情報共有と意見交換を目的として開催されました。</p>
<p>シンポジウムでは第1部「熊本大学のグローバル化への取り組み」において、熊本大学が平成26年度に採択された、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」のこれまでの取り組みと今後の展開、グローバルリーダーコースや高校等との連携によるグローバル教育などの本学の特徴的な取り組み、及び本学の留学制度を利用した学生の体験談について発表がありました。続く第2部では「国内各大学の地域におけるグローバル人材育成の先導的な取り組み」として北海道大学、金沢大学、福井大学より講師を招へいし各大学の取り組みの紹介が行われました。</p>
<p>当日は、熊本県内外から大学?高校等の教育機関を中心に約100名が参加し、各講演後には活発な意見交換がおこなわれました。</p>
<p>今後も本学は、大学のグローバル化と学生のグローバル対応力育成を目指して事業を推進していきます。</p>
<p/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20180313-1.jpg/@@images/49c0406f-73f1-494e-98de-ebf7d40d1d31.jpeg" alt="熊本大学スーパーグローバル大学創成支援事業シンポジウムを開催しました。" title="熊本大学スーパーグローバル大学創成支援事業シンポジウムを開催しました。"/></p>
<p style="text-align: center;">学長挨拶</p>
<p style="text-align: center;"/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20180313-2.jpg/@@images/e7090aec-ee65-4825-9c94-f2158d91c8ad.jpeg" alt="熊本大学スーパーグローバル大学創成支援事業シンポジウムを開催しました。" title="熊本大学スーパーグローバル大学創成支援事業シンポジウムを開催しました。"/></p>
<p style="text-align: center;">本学学生による発表</p>
<p style="text-align: center;"/>
<address><strong> <strong> お問い合わせ </strong> </strong> <br/> <a href="/../../../form/13"> マーケティング推進部 国際戦略課 </a> 096-342-2101</address>]]>
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2018/03/13 13:40:00 GMT+9
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九州大会を突破して、目指せ全国大会![将棋部]_365体育网投
/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180312
<![CDATA[<div id="content-core">
<div id="parent-fieldname-text">
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/index_file/now-short2.jpg/@@images/526e33fe-3981-4f9b-9548-fd02bbf31fb1.png" alt="now-short2.jpg" title="now-short2.jpg" width="545" height="138"/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180312-file/image01.jpg/@@images/89501b7e-f685-490b-9939-0eb1a98e1072.jpeg" title="image01.jpg" width="545" alt="image01.jpg" height="342" class="image-inline"/></p>
<h2>一番力がつく方法は、いろんな人と議論し合うこと</h2>
<div>加藤一二三九段の引退や藤井聡太四段の公式戦29連勝、羽生善治竜王の史上初「永世七冠」達成など、2017年は将棋界が熱い1年。日本中に将棋ブームが到来しました。熊本大学にも将棋が好きな人たちが集まる将棋部があります。 <br/> 将棋部の部員は約20名。毎週土曜の13時に活動をしています。部長からの連絡事項から始まり、それが終わると土曜レーティングと呼ばれる5分30秒での対局を繰り返します。時には1つの対局を全員で見て意見を出し合うこともあります。「1人で、あのときこうすればよかったと振り返ることもありますが、やっぱりみんなで意見を言い合う方が力になるように思います」と語るのは理学部3年の中村彰展さん。将棋部の元部長です。新部長の工学部2年中村怜央さんも「一般の人でも将棋のアルゴリズムをダウンロードできるようになったので、時々コンピューターと対戦して将棋の研究をすることもあります。でも、やっぱり一番力がつくのはいろんな人と議論し合うことだと思います」と語ります。</div>
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180312-file/image02.jpg/@@images/c78a6716-bfe3-4142-b768-9031077b4ed0.jpeg" title="image02.jpg" width="545" alt="image02.jpg" height="410" class="image-inline"/></div>
<h2>チームプレイの大切さを学んだ団体戦</h2>
<div>中村彰展さんの将棋歴は、なんと幼稚園時代から。「幼いころからボードゲームが好きでした。幼稚園にオセロの強い子がいたんですが、ある日その子が将棋もやっていると聞いたんです。将棋で、その友達に勝ちたいと思ったのがきっかけで将棋を始めました」。けれど、オセロの強い友達とは結局将棋を指せぬまま、転校で離ればなれになってしまったそうです。それから将棋の力をつけていった中村彰展さんは、高校時代に団体戦で全国3位に輝きました。この全国大会が将棋人生の中で一番印象に残っている、と中村彰展さん。「団体戦は3対3で、2勝したチームの勝利になります。ある対局で午前中に1人が体調不良で負けてしまったんです。これは挽回せねば、と午後に私ともう1人で頑張って2勝することができました。最後の対局では私が体調不良で…(笑)。でも、あとの2人が頑張ってくれたので、また勝つことができて、全国3位を獲ることができました」。この団体戦を通して、チームプレイの大切さを学んだと中村彰展さんは語ります。 <br/> 一方、中村怜央さんも全国大会出場経験者です。結果は、「途中で優勝校と当たってしまってベスト16。緊張しすぎて後輩の前で失敗してしまいました」と苦笑い。全国へ行けた喜びと失敗をした悔しさで、中村怜央さんの心の中に一番印象的な出来事として刻まれています。 <br/> 失敗してもフォローし合える団体戦ですが、チームプレイだからこそ一人ひとりの勝敗がチームの勝利を左右することになります。中村彰展さんにはそのことを痛感させられた苦い経験もあります。大学では春と秋に九州大会があり、熊本大学はまだこの大会を制覇したことがありません。春の大会は5人制で、3勝したチームの勝利。1位を決める対局は2勝2敗で、熊大の優勝は中村彰展さんの勝敗にかかっていました。「そこで負けてしまったんです。自分の負けがチームに影響してしまうことを実感しました」と中村彰展さんは悔しそうに語ります。</div>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180312-file/image03.jpg/@@images/6d6731dc-d06c-4d06-9af4-99b587758363.jpeg" title="image03.jpg" width="545" alt="image03.jpg" height="518" class="image-inline"/></div>
<h2>レベルの高い先輩やネットを通じた他大学との交流… <br/> 「大学は違う!」</h2>
中村怜央さんが将棋を始めたのも小学校に上がる前からです。「祖父の影響で将棋を始めました。でも、始めてからしばらくは祖父との遊び感覚でした。本格的に将棋を指すようになったのは高校で将棋部に入ってからです」。高校時代にはプロ棋士の指導対局を受けたこともあります。「当時は飛車、角を落としてもらってようやく互角に戦える程度。今なら角落ちで勝てるかどうか…。やっぱりプロはレベルが全然違います。ハンディがないと戦えません」と話します。 <br/> 将棋が好きで大学でも将棋部に入部した中村怜央さん。高校と大学の違いについて、「2016年までとても強い先輩が在籍していたので、目の前で白熱した対局を見ることができました。大学は違うな!と実感しました」と語ります。また、九州にある大学の将棋部と合同合宿をするなど、大学間の交流も盛んです。「最近はネットを使って、関東の大学や広島大学の人と将棋を指すこともあるんですよ」と教えてくれました。 <br/> 将棋部の今後の目標について中村彰展さんは「団体戦優勝」、中村怜央さんは「団体戦で全国大会へ行きたい!」と語ります。「九州大会突破」という点で、2人の目標は共通しています。中村彰展さんは部長の代を引き継ぎましたが、「在学中は将棋を続けていくつもりです」と将棋を楽しんでいきたい気持ちを語りました。一方で「初心者も経験者も楽しく将棋を遊べる部活にしていきたいです」と中村怜央さん。将棋ブームに乗って、将棋を始めてみようかな?と興味を持っている人は、一度、将棋部の扉を叩いてみてはいかがでしょうか?
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180312-file/image04.jpg/@@images/68fd0d0b-a6bd-4efa-863f-a92d21c1cacd.jpeg" title="image04.jpg" width="545" alt="image04.jpg" height="211" class="image-inline"/></div>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180312-file/image05.jpg/@@images/633142a8-88d9-4ce7-b4bf-4cf2d8338357.jpeg" title="image05.jpg" width="545" alt="image05.jpg" height="382" class="image-inline"/></div>
<div/>
<div/>
<div>(2018年3月12日掲載)</div>
<div/>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../../../../form/14"> マーケティング推進部広報戦略室 </a> <br/> 096-342-3122</address></div>
</div>
<p/>]]>
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学生
2018/03/12 13:08:00 GMT+9
ページ
-
小児遺伝性腎炎の治療薬開発のための高感度?多検体分析システムの開発に成功!~遺伝性難病アルポート症候群の治療薬開発に道筋~_365体育网投
/whatsnew/seimei/20180309
<![CDATA[<p>熊本大学大学院薬学教育部 遺伝子機能応用学分野の大町紘平 大学院生、甲斐広文 教授らは、小児期に発症する遺伝性の腎臓病(アルポート症候群)の原因となるタンパク質(コラーゲン)の異常を高感度で検出する技術を確立し、その異常を是正できる治療薬開発を可能にしました。 <br/> これまで、アルポート症候群の患者は、原因タンパク質である4型コラーゲンの異常により、慢性的な腎機能の低下が引き起こされ、腎不全へと移行することが余儀なくされることが明らかになっていました。しかしながら、原因は解明されているにも関わらず、原因を正し、4型コラーゲンの働きを機能させる(是正する)ことによる新たな治療法の開発には未だに至っていません。今回の研究では、従来法よりも、労力?時間を短縮し、高感度に4型コラーゲンの是正をモニターできるシステムを世界で初めて構築しました。また、このシステムを用いると、多くの医薬品候補化合物を同時に解析することが可能となり、アルポート症候群の原因にアプローチする画期的な治療薬開発に繋がることが期待されます。本研究の成果は、Cell Pressの「Cell Chemical Biology」に米国東部時間の平成30年3月8日12:00(日本時間:平成30年3月9日2:00)に公開されました。</p>
<p/>
<p>【論文名】 <br/> A split-luciferase-based trimer formation assay as a high-throughput screening platform for therapeutics in Alport syndrome</p>
<p>【著者名?所属】 <br/> Kohei Omachi, <span id="cke_bm_314S" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_308S" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_304S" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_302S" style="display: none;"> </span> <sup> 1 </sup> <span id="cke_bm_314E" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_308E" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_304E" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_302E" style="display: none;"> </span> , <span id="cke_bm_315S" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_309S" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_305S" style="display: none;"> </span> <sup> 2 </sup> <span id="cke_bm_315E" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_309E" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_305E" style="display: none;"> </span> Misato Kamura <span id="cke_bm_303E" style="display: none;"> </span> , <sup> 1 </sup> , <sup> 2 </sup> <span id="cke_bm_317E" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_311E" style="display: none;"> </span> K <span id="cke_bm_307E" style="display: none;"> </span> eisuke Teramoto, <sup> 1 </sup> , <sup> 2 </sup> <span id="cke_bm_319E" style="display: none;"> </span> Haruka Kojim <span id="cke_bm_320S" style="display: none;"> </span> a, <sup> 1 </sup> <span id="cke_bm_320E" style="display: none;"> </span> <span id="cke_bm_313E" style="display: none;"> </span> Tsubasa Yokota, <span id="cke_bm_321S" style="display: none;"> </span> <sup> 1 </sup> <span id="cke_bm_321E" style="display: none;"> </span> Shota Kaseda, <sup> 1 </sup> , <sup> 2 </sup> Jun Kuwazuru, <span id="cke_bm_322E" style="display: none;"> </span> <sup> 1 </sup> Ryosuke Fukuda <sup> 1 </sup> , Kosuke Koyama <sup> 1 </sup> , Shingo Matsuyama <sup> 1 </sup> , Keishi Motomura <sup> 1 </sup> , Tsuyoshi Shuto, <sup> 1 </sup> Mary Ann Suico,1 and Hirofumi Kai <sup> 1 </sup> , <sup> 2 </sup> <br/> <br/> <sup> 1 </sup> Department of Molecular Medicine, Graduate School of Pharmaceutical Sciences <br/> <sup> 2 </sup> Program for Leading Graduate School “HIGO (Health Life Science: Interdisciplinary and Glocal Oriented) Program”, Kumamoto University, 5-1 Oe-honmachi, Chuo-ku, Kumamoto City 862-0973, Kumamoto, Japan</p>
<p>【掲載雑誌】 <br/> <a href="http://www.cell.com/cell-chemical-biology/fulltext/S2451-9456(18)30043-6" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> Cell Chemical Biology </a></p>
<p>【URL】 <br/> http://www.cell.com/cell-chemical-biology/fulltext/S2451-9456(18)30043-6</p>
<p>【doi】 <br/> 10.1016/j.chembiol.2018.02.003</p>
<p>【詳細】 <br/> <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2017-file/release180309-2.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> プレスリリース本文 </a> (PDF2.8MB)</p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> 熊本大学大学院生命科学研究部(薬学系) <br/> 担当:甲斐広文 <br/> 電話:096-371-4406 <br/> e-mail:hirokai※gpo.kumamoto-u.ac.jp <br/> (※を@に置き換えてください)</address>
<p/>]]>
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研究
2018/03/12 09:39:00 GMT+9
ページ
-
タイ王国 カセサート大学の創立75周年記念学長フォーラムに参加_365体育网投
/kokusaikouryuu/whatsnew/20180307
<![CDATA[<p>平成30年2月1日、タイ王国の大学間交流協定校、カセサート大学の創立75周年式典及び学長フォーラムに本学から松本泰道理事?副学長(研究?社会連携担当)が参加しました。</p>
<p>カセサート大学は、タイの首都バンコクにある国立大学で、タイで3番目に古く、歴史的に王室との関係も非常に深い大学です。カセサート大学は、農学部を中心に発足し、現在では学生数約60,000人の規模の大きい総合大学となっています。</p>
<p>フォーラムには、様々な国?地域から協定校が参加し、グローバル連携を軸とした様々な研究や教育の取り組みが紹介されました。また、フォーラム終了後の学長ミーティングでは、フォーラム参加校間の今後の教育研究における連携のあり方や、ネットワークづくりの方向性などについて活発な議論が行われました。</p>
<p>今回の訪問をきっかけに両校の交流が更に促進することが期待されます。</p>
<p/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20180307_s_image1.jpg/@@images/b5470970-1000-49da-bbd0-5784e236c994.jpeg" alt="タイ王国 カセサート大学の創立75周年記念学長フォーラムに参加" title="タイ王国 カセサート大学の創立75周年記念学長フォーラムに参加"/></p>
<p style="text-align: center;">創立75周年記念式典</p>
<p/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20180307_image2.jpg/@@images/b09b827e-3f06-483a-aa67-18d764a9dc5d.jpeg" alt="タイ王国 カセサート大学の創立75周年記念学長フォーラムに参加" title="タイ王国 カセサート大学の創立75周年記念学長フォーラムに参加"/></p>
<p style="text-align: center;">学長フォーラムの松本理事とカセサート大学ワチリンラット学長</p>
<p/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20180307_s_image3.jpg/@@images/d44f8223-73ad-4549-af10-a5dd5b3ad25c.jpeg" alt="タイ王国 カセサート大学の創立75周年記念学長フォーラムに参加" title="タイ王国 カセサート大学の創立75周年記念学長フォーラムに参加"/></p>
<p style="text-align: center;">学長ミーティングにおける議論</p>
<p/>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../form/13"> マーケティング推進部 国際戦略課 </a> <br/> 096-342-2101</address>]]>
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その他
2018/03/07 16:16:00 GMT+9
ページ
-
悪性脳腫瘍「膠芽腫」の再発?治療抵抗性メカニズムを解明-正常細胞を利用するしたたかな戦略-_365体育网投
/whatsnew/seimei/20180307
<![CDATA[<div class="box_caution">
(ポイント)
<br/>
?悪性脳腫瘍の膠芽腫(こうがしゅ)は腫瘍摘出術後に放射線?化学治療を追加しても平均生存期間は1年余りであり、未だ満足な治療効果は得られていません。
<br/>
?モニター画像上で確認できる腫瘍部分を全摘出できても、多くの場合は摘出部の周囲から再発してきます。熊本大学大学院生命科学研究部の秀拓一郎助教(研究当時)らがこの腫瘍と正常脳の境界部分を詳細に検討した結果、境界部分ではオリゴデンドロサイトやマクロファージ、マイクログリアなどの細胞が集まっていることが分かりました。
<br/>
?これらの細胞はいずれも正常細胞ですが、これらの細胞が分泌する因子により膠芽腫細胞が未分化性を獲得し、放射線?化学治療抵抗性を獲得することが分かりました。
<br/>
?膠芽腫と正常細胞が形成する境界領域は、膠芽腫の克服に向けた新たな治療標的となることが期待されます。
<br/>
?本研究の成果は、EBioMedicineに平成30年3月1日(米国時間)公開されました。「EBioMedicine」は「Cell」と「The Lancet」が共同編集する新規オープンアクセスジャーナルです。
<br/>
*本研究は、文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究(研究領域提案型)」の支援を受けました。
</div>
<p>
【タイトル】
<br/>
Oligodendrocyte Progenitor Cells and Macrophages/Microglia Produce Glioma Stem Cell Niches at the Tumor Border
</p>
<p>
【著者】
<br/>
Takuichiro Hide
<sup>
1
</sup>
, Yoshihiro Komohara
<span id="cke_bm_116S" style="display: none;">
</span>
<sup>
2
</sup>
<span id="cke_bm_116E" style="display: none;">
</span>
, Yuko Miyasato
<sup>
2, Hideo Nakamura1, Ke
</sup>
<span id="cke_bm_117E" style="display: none;">
</span>
ishi Makino
<sup>
1
</sup>
, Motohiro Takeya
<span id="cke_bm_129S" style="display: none;">
</span>
<span id="cke_bm_126S" style="display: none;">
</span>
<sup>
2
</sup>
<span id="cke_bm_129E" style="display: none;">
</span>
<span id="cke_bm_126E" style="display: none;">
</span>
<span id="cke_bm_127S" style="display: none;">
</span>
, Jun-ichi Kuratsu
<span id="cke_bm_130S" style="display: none;">
</span>
<sup>
1
</sup>
<span id="cke_bm_130E" style="display: none;">
</span>
, Akitake Mukasa
<sup>
1
</sup>
,
<span id="cke_bm_131E" style="display: none;">
</span>
<span id="cke_bm_127E" style="display: none;">
</span>
Shigetoshi Yano
<sup>
1
</sup>
<span id="cke_bm_128E" style="display: none;">
</span>
<br/>
<sup>
1
</sup>
熊本大学大学院生命科学研究部 脳神経外科分野
<br/>
<sup>
2
</sup>
熊本大学大学院生命科学研究部 細胞病理学分野
</p>
<p>
【掲載雑誌】
<br/>
<a href="https://doi.org/10.1016/j.ebiom.2018.02.024" target="_blank">
EBioMedicne (in press)
</a>
</p>
<p>
【DOI】
<br/>
https://doi.org/10.1016/j.ebiom.2018.02.024
</p>
<h3>
背景
</h3>
<p>
膠芽腫は脳の内部にできる悪性脳腫瘍で、可能な限り腫瘍部分を取り除き、術後に放射線?化学治療を追加しても、平均生存期間は約1年であり、未だ治療困難な腫瘍の一つです。治療が困難な原因としては脳には大切な機能があり、正常部分を含めて広く摘出することはできないこと、膠芽腫は増殖能が高く浸潤性(がん細胞が脳内に広く広がる)の性格をもち、脳には血液脳関門という特殊なバリアがあるため、抗がん剤などが脳内には届きにくいことがあげられます。
<br/>
最近のCT、MRIなどの診断機器だけでなく手術用顕微鏡や手術用ナビゲーションシステムの発達により、膠芽腫の手術は進歩してきました。しかし、モニター画像上全摘出できた症例でも、多くの場合は摘出部周囲の脳から再発をきたしてきます。ということは、治療抵抗性の膠芽腫細胞がこの部位に残存していると考えられます。つまり、摘出部周囲からの再発を抑えることができたら予後の改善が期待できます。
<br/>
これまで膠芽腫細胞を標的とした研究は行われてきましたが、再発が多い境界部分(腫瘍細胞と正常細胞が作る微小環境)についての研究はほとんどありませんでした。そこで、なぜ境界部で膠芽腫細胞は生存し再発をきたすのか?という疑問に答え、新規治療法の開発のために、境界部分に注目した研究を開始しました。
</p>
<h3>
研究内容
</h3>
<p>
膠芽腫の摘出組織から「腫瘍部分」、「境界部分」、「摘出組織の中で腫瘍細胞が少ない部分」の3か所の組織から取り出したRNAを使って、生体機能を調節するマイクロRNA(miRNA)のはたらき(発現)の状態を調べました。解析したところ、境界部分では中枢神経内の細胞「オリゴデンドロサイト」の分化に関するmiRNAの発現が特徴的に上昇していました。その分子の中には白血球であるマクロファージの生存にもかかわるものも含まれていました。
<br/>
実際の腫瘍の病理組織で検討した結果でも、境界部分ではオリゴデンドロサイトや将来オリゴデンドロサイトになる細胞(前駆細胞)が集まっていることが分かりました。また、マクロファージは腫瘍内部から境界部にかけ集まってきており、それらの細胞は近接して存在していました。
<br/>
オリゴデンドロサイト前駆細胞とマクロファージの培養液の上清を膠芽腫細胞の培養液に加えると、未分化細胞が発現するマーカー(目印となる物質)の発現量が増加しました。さらに、これらの培養液の上清を加えて培養した膠芽腫細胞は抗がん剤に対する治療抵抗性を獲得していました。さらに放射線抵抗性に関係するマーカーの発現量も上昇していました。
<br/>
そこで、どのような分泌因子が関与するか検討した結果、オリゴデンドロサイト前駆細胞が分泌するFGF1とEGF、マクロファージが分泌するHB-EGFとIL-1βという分子によって未分化性が誘導されることがわかりました。
<br/>
これらの結果は、膠芽腫細胞は周囲に集まってきたオリゴデンドロサイトやマクロファージを利用し未分化性や治療抵抗性を獲得することを示しています。また、治療抵抗性の原因となる微小環境を「ボーダーニッチ(border niche)」、腫瘍周囲に集まったオリゴデンドロサイトをGAO(glioma associated oligodendrocyte)と命名し報告しました。本研究から、膠芽腫の克服のためには正常細胞を含めた微小環境が新たな治療標的となることが示唆されました。
</p>
<h3>
今後の展開
</h3>
<p>
膠芽腫細胞の治療は一筋縄ではいきません。これまでの放射線?化学治療だけでなく光線力学療法など新たな治療法も生まれてきています。膠芽腫の克服に向けては単一の治療法ではなく、いくつかの治療法のコンビネーションが必要と思われます。
<br/>
膠芽腫細胞だけでなく周囲に集まってくる正常細胞を含めた微小環境が新たな治療標的となり、治療抵抗性の膠芽腫細胞を治療に反応するように誘導することが可能になるかもしれません。
<br/>
新規治療法の開発に向けた展開が期待されます。
</p>
<h3>
【詳細】
</h3>
<p>
<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2017-file/release180307-1.pdf" target="_blank">
プレスリリース本文
</a>
(PDF 785KB)
<br/>
<br/>
</p>
<address>
<strong>
お問い合わせ
</strong>
<br/>
熊本大学大学院 生命科学研究部 脳神経外科
<br/>
(2月から北里大学医学部脳神経外科に異動)
<br/>
担当:秀 拓一郎
<br/>
電話:042-778-9337
<br/>
e-mail:thide※med.kitasato-u.ac.jp
<br/>
(メール送信の際は※を@に置き換えてください)
</address>
<p>
</p>
]]>
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研究
2018-03-07 10:40:16
ページ
-
外国人のための防災を考える留学生グループ[KEEP]_365体育网投
/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180309
<![CDATA[<div id="content-core">
<div id="parent-fieldname-text">
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/index_file/now-short2.jpg/@@images/526e33fe-3981-4f9b-9548-fd02bbf31fb1.png" alt="now-short2.jpg" title="now-short2.jpg" width="545" height="138"/></p>
<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180308-file/image01.jpg/@@images/6c8076ca-9d05-40fa-912f-4298857ec224.jpeg" title="image01.jpg" width="545" alt="image01.jpg" height="342" class="image-inline"/></p>
<h2>始まりは被災経験のシェアから</h2>
<div>熊本大学にある、防災や熊本地震からの復興を目的に活動する団体。KEEPもその1つで留学生のグループです。 <br/> KEEPのメンバーは5名。全員、2016年の熊本地震で初めて大きな地震を経験しました。代表を務める大学院社会文化学研究科のアンドリュー?ミッチェルさんは、前震も本震も自分の部屋で被災しました。「本震の後は黒髪キャンパスへ避難し、避難所の外で寝ました。そして、友達の友達がいる宮崎へ避難しました」と被災当時を語ります。同じく大学院社会文化学研究科のフランシス?ワルジライさんは「前震のときは寮の隣の駐車場に友達と集まったので、孤独を感じることはありませんでした。本震後は避難所へ行きましたが、日本語の指示は難しかったです」と語ります。薬学部のカイ?ザー?ウィーン?ミンさんは前震後に大江キャンパスへ避難しました。「私はまだ少し日本語がわかる方だけど、中には日本語がわからない留学生もいた。本震のとき、先生が『建物内は危ないから外へ逃げて!』と指示をされたのですが、留学生はなんで逃げるのかがわからずパニックになりました。その後もトイレができずに困りました。どこのトイレが使えるのか表示があるんですが、誰かに尋ねなければわかりませんでした」。このさまざまな経験の違いを知ったことで、今後の防災に役立てていきたいと、同じ授業を受けていた4名が立ち上がったのです。</div>
<div/>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180308-file/image02.jpg/@@images/bc82e741-d854-4b0b-bfd3-67be217bff5a.jpeg" title="image02.jpg" width="545" alt="image02.jpg" height="431" class="image-inline"/></div>
<h2>熊本を飛び出し、神戸、東京、ドイツで情報発信</h2>
<div>KEEPの活動は、ワークショップやブログ、Facebookを通じて、自身の経験を情報発信すること。最初のワークショップでは日本人学生と留学生とが自身の被災経験について共有し合いました。日本人は「外国人は地震発生時にどういう行動をとるべきかがわからない、ということを理解していなかった」と話、一方で外国人は、「日本人は地震に慣れていると思っていたが、実際はどういう行動をとるべきかわかっていない人が多かったということがわかった」といった意見が出ました。大学院社会文化学研究科のラッセル?ヤンジンさんは「外国人が大変だったことを日本人学生に知ってもらう良い機会になった」と語ります。 <br/> 情報発信の一環として、さまざまな地域で被災経験やKEEPの活動についてプレゼンテーションすることもあります。2017年は1月に神戸、2月に東京で地震体験を話しています。アンドリューさんは留学先のドイツの大学でも行いました。「12月は神戸にいる留学生とワークショップを行い、外国人のための地震政策についてディスカッションしました。2016年に八代の高校生とも同じワークショップを行いました」とアンドリューさん。今後はYouTubeも使って情報発信をしていきたいと意気込みます。</div>
<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180308-file/image03.jpg/@@images/cf60f43f-0ecb-4af4-8b91-308054365e45.jpeg" title="image03.jpg" width="545" alt="image03.jpg" height="255" class="image-inline"/></div>
<h2>自分たちの誤りから学んで防災してほしい</h2>
日本人にとって熊本県は地震の少ない安全な場所というイメージがある場所でした。それは外国人にとっても同じで、大地震が起きても「日本=安全」のイメージは変わらなかったそうです。アンドリューさんもフランシスさんも、母国にいる家族に無事を伝えたとき、日本は安全な国のイメージがあるから帰ってくるように、とは言われなかったと話します。一方、カイ?ザーさんは「祖母は『なんですぐ帰ってこないの!?』と、とても心配していました。でも、両親は帰国しろとは言わず、『一人では危険だから、常に日本人と一緒に行動しなさい』と言いました」と語ります。 <br/> しかし、メンバーは「日本=安全」の固定観念がいけなかったという認識も持っています。「日本は安全な国のイメージがあるし、留学中に地震を経験する人はほとんどいません。私も家族も地震に遭うとは思っていませんでした」。しかし実際は違った、とアンドリューさん。「私たちの考えは誤っていたのです。それでもなお、自分は地震に遭わないと思っている外国人がいます。私たちの誤りから学んでほしいです」と、地震に対する備えの重要性を訴えます。カイ?ザーさんも「私たちが発信をしていくことで、他の地域で今から防災を始めてほしい」と続けます。 <br/> 今後の活動についてカイ?ザーさんは「外国人のための避難訓練をしたい」と語ります。以前、熊本市国際交流会館との共同企画で外国人のための避難訓練を実施しました。「そのときに3日間生活できるための準備をして避難することや、小学校が避難所になっていることを教えてもらい、ためになった。新しい留学生が来るたびに開催したいと思っています」。 <br/> 「KEEPのような留学生の防災グループには出会ったことがありません。おそらく他にいないから東京や神戸からもKEEPに声がかかるのだと思います」とアンドリューさん。KEEPは外国人のためだけでなく、日本の防災にも重要な役割を果たす存在になっています。
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<li class="arrow">KEEPの活動は <a href="https://kumadaiquake.wordpress.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> ホームページ </a> や <a href="https://www.facebook.com/kumadaiquake/"> Facebook </a> で紹介しています。</li>
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<div><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/people2/2017/p180308-file/image05.jpg/@@images/f1d78f3f-973d-47bb-8e31-42f324313129.jpeg" title="image05.jpg" width="545" alt="image05.jpg" height="382" class="image-inline"/></div>
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<div>(2018年3月8日掲載)</div>
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<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="/../../../../../../form/14"> マーケティング推進部広報戦略室 </a> <br/> 096-342-3122</address></div>
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2018/03/06 13:54:00 GMT+9
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古川大晃さんが「熊本城マラソン2018」優勝を学長に報告_365体育网投
/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/topics/2017/20180223
<![CDATA[<p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/index_file/now-short2.jpg/@@images/526e33fe-3981-4f9b-9548-fd02bbf31fb1.png" alt="now-short2.jpg" title="now-short2.jpg" width="545" height="138"/></p>
<h2>古川大晃さんが「熊本城マラソン2018」優勝を学長に報告</h2>
<p>「熊本城マラソン2018」(平成30年2月18日)で初優勝を果たした教育学部3年の古川大晃(フルカワ ヒロアキ)さんが2月21日(水)に原田信志学長へ優勝を報告しました。</p>
<p>原田学長は「優勝おめでとう!12,000人のトップになったことは本学としても誇らしく思います。これからもがんばってください」と、労をねぎらいました。</p>
<p>「20kmあたりから足が痛くなりましたが、 沿道の温かい応援に気持ちが奮い立ち、最後まで走ることができました」と話す古川さん。来月の鹿児島マラソンにむけてトレーニングを続けているそうです。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/topics/2017/topics2017-file/20180221.jpg/@@images/d4afbc3c-639b-4fd0-823f-4f4163dee093.jpeg" title="20180221.jpg" width="400" alt="20180221.jpg" height="266" class="image-inline"/> <br/> 左から陸上競技部顧問の中川保敬教授(教育学部)、古川さん、原田学長</p>
<p style="text-align: right;">(2018年2月23日掲載)</p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/> <a href="http://resolveuid/16c3747a9f764832ddbc1b2c09089962"> マーケティング推進部広報戦略室 </a> <br/> 096-342-3122</address>
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2018/02/23 16:43:00 GMT+9
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