2022年度_365体育网投 /whatsnew/archive/2022 daily 1 2022/04/01 00:00:00 GMT+9 世界初、両連続相マイクロエマルションを用いた革新的な隔膜フリーレドックスフロー電池を開発-定置型大容量二次電池、ペア電解合成への応用に期待-_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230331 <![CDATA[<p style="text-align: justify;">【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>非水電解質溶媒系を油相とする両連続相マイクロエマルション(BME)の形成条件を世界で初めて発見し、スポンジ状に3次元に拡張された非混和性電解質溶液間界面(ITIES)の構築に成功しました。</li>&#13; <li>3次元に拡張されたITIESを用いた革新的なレドックスフロー電池の開発に成功しました。</li>&#13; <li>3層液体からなる隔膜フリーなレドックスフロー電池を構築?実証し、アノード側とカソード側を異なる液相に分離した電気化学が可能であることを明らかにしました。</li>&#13; <li>定置型大容量二次電池の開発のみならず、グリーンケミストリーとして期待されるペア電解合成(paired electrolysis)などへの応用が期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p> 熊本大学産業ナノマテリアル研究所の國武雅司教授、国立研究開発法人産業技術総合研究所の大平昭博研究グループ長、加藤大研究グループ長、埼玉工業大学の丹羽修教授らの研究グループは、非混和性電解質溶液間界面(ITIES)<sup>*1</sup>を持つ両連続相マイクロエマルション(BME)<sup>*2</sup>を用いた革新的な隔膜フリーなレドックスフロー電池(RFB)<sup>*3</sup>の開発に成功しました。この成果は、世界で初めて、非水電解質溶媒系を油相とする両連続相マイクロエマルション(BME)の形成条件の発見により達成されました。これにより、従来の2次元的な液液界面を越え、スポンジ状に3次元に拡張されたITIESの構築が可能になりました。<br/>この3次元ITIESを組み込んだ新しい二次電池では、水系と非水溶媒系の2つの電解質溶液がBMEを介してシームレスに繋がった3層液体から出来ており、2つの電極はそれぞれ異なる液相に設置することで、それぞれの電極上での電気化学反応が切り離されています。通常、充電時にそれぞれの電極で生成した電解生成物間のクロスオーバー(自己放電)を防ぐために、高機能な隔膜を必要とします。この隔膜の代わりとして、中間液層(3次元的に拡張されたITIESを有するBME)は、効率的な液液界面イオン輸送を担いつつ、高いクロスオーバー抑制効果を示すことが明らかになりました。<br/> この研究は、低コストな定置型大容量二次電池の開発だけでなく、環境に配慮したグリーンケミストリーとして期待されるペア電解合成(paired electrolysis)<sup>*4</sup>などへの応用が期待されます。<br/>本研究成果は、令和5年3月15日、界面コロイド化学分野で最も権威の高い科学雑誌「Journal of Colloid and Interface Science」にオンライン掲載されました。<br/>? なお、本研究は日本学術振興会科学研究費助成事業(研究課題/領域番号:17H05378及び18K03910)及び国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構が実施する「ムーンショット型研究開発事業」(JPNP18016)の支援を受けて行われました。</p>&#13; <p>【今後の展開】</p>&#13; <p style="text-align: justify;"> この研究は、低コストな定置型大容量二次電池の開発につながるだけでなく、環境に配慮したグリーンケミストリーとして期待されるペア電解合成(paired electrolysis)<sup>*4</sup>などへの応用が期待されます。</p>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">*1非混和性電解質溶液間界面(ITIES)<br/>溶け合わない2つの電解質溶液の界面のことで、このITIESを跨いだ電気化学は液液界面の電気化学として、液液界面のイオン移動を利用した分子認識及びセンシングなどの分野で応用されている。<br/><br/>*2両連続相マイクロエマルション(Bicontinuous Microemulsion/BME)<br/>お互いに混和しない水と油が界面活性剤によって生じた巨視的に混ざり合った平衡状態がマイクロエマルションであり、O/W(Oil in Water)やW/O(Water in Oil)のような一方の液相に他方の液相が液滴として取り込まれた海島構造が一般的である。これに対し、BMEは、水と油が両連続構造(スポンジ状構造)を示す興味深い溶液相であり、平衡系(熱力学的安定状態)において、界面活性剤の親水性と親油性(HLB)が釣り合い油水界面の界面張力がほぼゼロとなる時に生じる。界面活性剤の親水性と親油性がバランスすると、どちらの液相も閉じていない両連続なBME相が構築される条件がある。BMEは、石油高次回収や化粧品及び分析など様々な分野で利用されている。<br/><br/>*3レドックスフロー電池(Redox Flow Battery/RFB)<br/>二次電池の一種で、酸化還元物質を含む溶液(電解液)をポンプ循環させることで充電と放電を行う。リチウムイオン電池(LiB)と異なり、セル(出力部分)とタンク(容量部分)が独立しており、エネルギー密度が低く小型化には適していないが、原理的にサイクル寿命が極めて長く、常温作動で安全性が高く、タンクサイズを大きくすることで容易に大容量化できるという特徴を持っている。このように比較的単純で安全性も高い構造であることから大型化に適するため、風力?太陽光などの自然エネルギーを用いた発電と組み合わせた大規模電力貯蔵設備として期待されている。<br/>電解液にバナジウムイオンを用いたシステムがすでに一部実用化されているが、バナジウムは資源偏在性が高く、価格高騰と電池需要の増大により供給に不安を抱えており、代替材料の開発、コストの低減化の研究が進んでいる。また、セルを構成する隔膜は、カソードとアノードの電解液の混合を防ぎ、電気的中性を保つ役割を担っているが、高価なフッ素系材料が用いられており、将来の環境面での懸念もあることから、代替材料の開発が進められている。<br/><br/>*4Paired electrolysis(ペアード電解)<br/>2つの電解槽を使用する電気化学反応の方法で、一方の電解槽で化学物質を酸化し、他方の電解槽で同時に還元反応する。両極でそれぞれ有用物を電解合成できるため、エネルギーを効率的に利用することができ、グリーンケミストリー技術として期待されている。両極で反応が起こる適切な電極間電位の設定、生成物間クロスオーバー反応の抑制及び両生成物の分離などの考慮が必要である。</p>&#13; <p style="text-align: justify;"><br/>【論文情報】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">論文名:Electrochemistry in bicontinuous microemulsions derived from two immiscible electrolyte solutions for a membrane-free redox flow battery<br/>著者:Kodai Nakao, Koji Noda, Hinako Hashimoto, Mayuki Nakagawa, Taisei Nishimi, Akihiro Ohira, Yukari Sato, Dai Kato, Tomoyuki Kamata, Osamu Niwa, and Masashi Kunitake<br/>掲載誌:Journal of Colloid and Interface Science<br/>doi:<a href="https://doi.org/10.1016/j.jcis.2023.03.060">10.1016/j.jcis.2023.03.060</a><br/>URL:<a href="https://doi.org/10.1016/j.jcis.2023.03.060">https://doi.org/10.1016/j.jcis.2023.03.060</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release230331.pdf">プレスリリース</a>(PDF331KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_07_ja_2.png/@@images/aaab6e72-31b0-4f6e-aeb0-281c879eca6e.png" title="sdg_icon_07_ja_2.png" height="136" width="144" alt="sdg_icon_07_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学産業ナノマテリアル研究所<br/>担当:教授  國武 雅司<br/>電話:096-342-3673<br/>E-mail:kunitake※kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2023/03/31 13:00:00 GMT+9 ページ 世界初!「分裂酵母Kumadai-M42 株」を使用した 吟醸香クラフトビールの販売について_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230329 <![CDATA[<p> 熊本大学理学部/大学院先端科学研究部(理学系)(同研究部附属生物環境農学国際研究センター兼務) の谷時雄教授らの研究グループが新たに開発した「分裂酵母Kumadai-M42 株」を使用した世界初の吟醸香クラフトビールが完成し、本年4月3日から熊本大学生活協同組合において限定400 本で販売を開始します。(製造元:株式会社ダイヤモンドブルーイング)<br/> 分裂酵母ジャポニカスを使った醸造は、昨年4月20日に販売を開始した芋焼酎「池の露 湯島 The Highest Yeast」(製造元:合名会社天草酒造)に次ぐものです。<br/> 今回のクラフトビールのラベルは、本学教育学部中学校教員養成課程美術科3年の梅木久美日さんのデザインによるもので、クラフトビールの泡が弾けるイメージと本学の校旗のカラーである紫紺とうこんを使用した色鮮やかなものとなっています。</p>&#13; <p style="text-align: left;"><strong><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20230329.jpg/@@images/e6c4e00e-524b-45ad-9e17-8cb0d0fbe130.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20230329.jpg" alt="20230329.jpg" class="image-inline"/></strong>令和5年3月29日(水)に熊本大学で会見を行った高橋 酵太郎研究室長(株式会社ダイヤモンドブルーイング)(左)、谷 時雄教授(中央)、武市 将義大学院生(右)</p>&#13; <div class="box_note"><strong>(</strong><strong>商品について</strong><strong>)<br/></strong><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20230329-2.jpg/@@images/d3b15a17-0d49-4b9c-ab4f-9e2af9f062de.jpeg" title="20230329-2.jpg" width="389" alt="20230329-2.jpg" height="256" class="image-right"/>?商 品 名 Kumadai Craft Beer JAPONICUS<br/>?発 売 日 令和5年4月3日(月)<br/>?予定価格 330 ml 700 円(税込)<br/>?アルコール分 5.5%<br/>?販 売 数 400 本<br/>?製 造 元 株式会社ダイヤモンドブルーイング<br/>(熊本県熊本市東区長嶺南3 丁目1-102)<br/>?販 売 店 熊本大学生活協同組合 学生会館ショップ<br/><br/>(商品説明カードより)<br/>熊本大学理学部/大学院先端科学研究部谷研究室で育種開発した「分裂酵母Kumadai-M42 株」を用いたクラフトビールです。本株は吟醸香の主成分であるカプロン酸エチル、β -フェネチルアルコール、酢酸イソアミルの全てを<br/>高生産する株です。まるで日本酒のような華やかな香りのクラフトビールが<br/>出来上がりました。一般にビール醸造に用いられる出芽酵母とは違い分裂酵<br/>母は均等に分裂していく珍しい酵母で、分裂酵母ジャポニカスを用いたビー<br/>ル醸造は世界初の試みです。本ビールは冷蔵庫での瓶内熟成が可能であり、<br/>長期熟成により味わいが変化?向上します。<br/><br/></div>&#13; <p>?( 参考)</p>&#13; <p>?<a href="https://diamondbrewing.co.jp/blog/krrrntn8qch9/">株式会社ダイヤモンドブルーイング ウェブサイト</a></p>&#13; <p>?<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release230323.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">世界初!「分裂酵母Kumadai-M42 株」を使用した 吟醸香クラフトビールの販売について(令和5年3月23日プレスリリース) </a><br/>?<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release220408-1.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">世界初! 「分裂酵母ジャポニカス Kumadai-T11 号株」を使用した芋焼酎の販売について(令和4年4月8日プレスリリース)</a></p>&#13; <address><strong>お問い合わせ<br/></strong>( 研究に関すること)<br/>熊本大学大学院先端科学研究部<br/>教授 谷 時雄<br/>電話:096-342-3461( 3 月31 日まで)<br/>096-341-0860( 4 月1 日から)<br/>e-mail: ttani※kumamoto-u.ac.jp<br/><br/>( 製品に関すること)<br/>株式会社ダイヤモンドブルーイング<br/>電話: 096-384-0178<br/>e-mail: info※diamondbrewing.jp<br/><br/>( 販売に関すること)<br/>熊本大学生活協同組合<br/>電話: 096-343-6321<br/>e-mail: Kum.shop6※univ.coop<br/><br/>(迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>&#13; <p/>]]> No publisher その他 2023/03/29 16:00:00 GMT+9 ページ やっぱり “孫太郎虫” の親は 花が好き!~ 新たに花蜜/花粉食のヘビトンボ2種を発見 ~_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230328 <![CDATA[<p style="text-align: justify;">【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>クロスジヘビトンボ亜科のアマミモンヘビトンボに続き、ヘビトンボ亜科のヘビトンボとアマミヘビトンボの成虫も夜行性の  “訪花昆虫”であることを新たに確認しました。</li>&#13; <li>ヘビトンボはクリ(ブナ科)の花蜜、アマミヘビトンボはイジュ(ツバキ科)の花粉をそれぞれ摂食していました。</li>&#13; <li>国内外にはもっと多くの訪花性のヘビトンボ類がいると予想されます。そのなかには、もしかしたら成虫期の食物を花に完全依存する種さえいるかもしれません。調査研究のさらなる進展が期待されます。<br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p>??? 熊本大学大学院先端科学研究部?准教授の杉浦直人、飯田市美術博物館?学芸員の四方圭一郎、玉川大学大学院農学研究科?准教授の宮崎智史の研究チームは、北海道~九州に広く分布するヘビトンボProtohermes grandis(広翅目(こうしもく): ヘビトンボ亜科)の成虫が花蜜食であることを発見しました。これは自然環境下においてヘビトンボ科の成虫が食物源として花蜜を利用することを確認した初の事例となります。また、中琉球の限られた島(奄美大島?徳之島?久米島)に分布する近縁種のアマミヘビトンボProtohermes immaculatusが花粉を食べることも併せて確認しました。これらの研究成果は、2021年に花粉食であることが報告されたアマミモンヘビトンボ(クロスジヘビトンボ亜科)に続き、ヘビトンボ亜科にも採餌目的で花を訪れる種が複数いることを示し、謎につつまれているヘビトンボ科成虫の陸上での夜の暮らしぶり(食生活)の一端をさらに明らかにするものです。  <br/>本研究の成果は令和5年3月6日に日本昆虫学会誌のEntomological Scienceにオンライン掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>【今後の展開】<br/>???? クロスジヘビトンボ亜科のアマミモンヘビトンボに加えて、ヘビトンボ亜科に属するヘビトンボとアマミヘビトンボも花を訪れ、採餌することが初めて明らかとなりました。これら3種のうち、少なくともヘビトンボは北海道~九州に広く分布しています。また、どの種も静止していることが多く、体表面に何かついていないか調べることも決して難しくありません。それにもかかわらず、どうしてこれまで誰もヘビトンボ類の成虫が花に来ることや花粉をまとった成虫がいることに気がつかなかったのでしょうか? 私たちは自らの調査体験も踏まえ、少なくとも下記の3点がその理由ではないかと考えます。<br/><br/>(1)夜間調査の欠如; 日中だけでなく、夜も花が咲いたままのクリやイジュのような植物では、これまで夜間に訪花昆虫を調べることがあまり実施されてきませんでした。<br/>(2)訪花個体をみつける難しさ; 梅雨時期の夜間に高木の樹冠に咲く多数の花をひとつずつ調べてまわり、訪花個体をみつけるのは決して簡単ではありません。<br/>(3)訪花個体を確認する難しさ; 梅雨の時期、葯の花粉が雨で洗い流されてしまえば、訪花個体かどうかを判断することが難しくなります。<br/><br/>???? 今後はこれらの事項も意識し、探索を行えば、世界各地から訪花性のヘビトンボ科昆虫が次々にみつかるのではと予想します。そのなかには、もしかしたら、成虫が花蜜?花粉だけを摂食する種さえいるかもしれません。生活史を完結するために水域と陸域、ふたつの生態系を必要とするヘビトンボのような昆虫はそれ自体が魅力的な研究対象であるだけでなく、生物多様性の観点から 景観の保全(水域と陸域の繋がりを維持する意義等)を考えるうえでも重要な示唆を与えてくれる存在であることから、さらなる研究の進展が望まれます。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: justify;"><br/>【論文情報】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">論文名: Notes on the foraging habits of adult Protohermes dobsonflies (Megaloptera: Corydalidae): Further evidence for anthophilous megalopterans<br/>著 者:? Naoto Sugiura*, Kei-ichiro Shikata* and Satoshi Miyazaki<br/>(*These authors contributed equally to this work.)<br/>掲載誌: Entomological Science<br/>doi:<a href="https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ens.12542">10.1111/ens.12542</a><br/><br/><br/>【参考】<br/>『孫太郎虫の親は花が好き! ~奄美大島から「花粉食のモンヘビトンボ」を発見~』 2021年2月10日 熊本大学?玉川大学 共同プレスリリース。<br/><a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2020-file/release210210.pdf">/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2020-file/release210210.pdf</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release230328.pdf">プレスリリース</a>(PDF580KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_15_ja_2.png/@@images/69826231-83a5-403b-bc72-0ee8456ad4e2.png" title="sdg_icon_15_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_15_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学大学院先端科学研究部<br/>担当:准教授 杉浦 直人<br/>電話:096-342-3468<br/>E-mail:sugiura※kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2023/03/28 10:00:00 GMT+9 ページ 令和4年度熊本大学卒業式?修了式を挙行しました_365体育网投 /whatsnew/koho/2022/20230325 <![CDATA[<p> 令和5年3月<span>25</span>日に、令和4年度卒業式?修了式を熊本県立劇場で行いました。 今年度は学部生<span>1,634</span>名、大学院生569名、教職大学院38名、専攻科?別科60名、合計で<span>2,301</span>名が、それぞれ新たなステージへの一歩を踏み出しました。<span><br/> <br/> </span> 式の模様はインターネットによりライブ配信しました。また、熊本大学学生サポートサークルによる要約筆記(文字通訳)が行われ、舞台上のスクリーンを使ってテロップ形式で文字を映し出しました。<span><br/> <br/> </span> 小川久雄学長による式辞の後、在学者を代表して理学部の小野華歌さんから「新型コロナウイルス感染症など、環境の変化にも臨機応変に対応しながら学びを深め、今日の日を迎えられた先輩方に敬意を表します」と送辞が述べられ、工学部の吉富和輝さんから「コロナ禍という未曾有の事態を乗り越えた経験は、今後私たちが直面する課題を解決する糧になると思います」と答辞が述べられました。また、式後には熊大フィルハーモニーオーケストラが、「威風堂々」、「ラデツキー行進曲」 の2曲を演奏し、式に花を添えました。</p>&#13; <p>>令和4年度熊本大学卒業式?修了式 式辞は<a href="/daigakujouhou/gakuchoushitu/year/g6ix60/tbo9rr" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a></p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <table class=" noborder">&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230325-1.jpg/@@images/38811a27-4afe-47b6-a93d-940ba02dfade.jpeg" title="230325-1.jpg" width="360" alt="230325-1.jpg" height="237" class="image-inline"/></td>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230325-2.jpg/@@images/0b960694-d5d8-4b61-928e-5370e77c24ac.jpeg" title="230325-2.jpg" width="360" alt="230325-2.jpg" height="237" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230325-3.jpg/@@images/d821a4d9-1aad-496a-9703-19be4837ad68.jpeg" title="230325-3.jpg" width="361" alt="230325-3.jpg" height="238" class="image-inline"/></td>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230325-4.jpg/@@images/2f8e31b5-7675-433e-866d-014ac7261aeb.jpeg" title="230325-4.jpg" width="361" alt="230325-4.jpg" height="237" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230325-5.jpg/@@images/81d3c4b5-a73a-48d4-8ba0-9453a782781d.jpeg" title="230325-5.jpg" width="361" alt="230325-5.jpg" height="224" class="image-inline"/></td>&#13; <td><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230325-6.jpg/@@images/2f84223c-ee9d-4ca6-8220-e7039434be0e.jpeg" title="230325-6.jpg" width="360" alt="230325-6.jpg" height="220" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </div>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <p><span style="line-height: 21.76px; font-size: 12.8px;"/></p>]]> No publisher 学生 その他 2023/03/27 00:00:00 GMT+9 ページ 令和4年度第2回Oxford大学?熊本大学共同シンポジウムをOxford大学で開催しました。_365体育网投 /kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/Oxford-Kumamoto-Universities-JointSymposium <![CDATA[<p>?2023年<span>3</span>月<span>15</span>日~<span>16</span>日に<span>Oxford</span>大学の<span>Keble College</span>において、令和4年度第<span>2</span>回<span>Oxford-Kumamoto Universities Joint Symposium</span>を開催しました。昨年度第<span>1</span>回同シンポジウムはコロナ禍のため<span>Web</span>開催でしたが、今回は現地で初めての開催となりました。熊本大学からは<span>15</span>名の教員?研究者と<span>2</span>名の博士課程大学院生、合わせて<span>17</span>名が参加し、<span>Oxford</span>大学からも約<span>40</span>名の教員?研究者?大学院生の参加がありました。ウイルス感染症、免疫学の研究に関して、熊本大学から<span>13</span>名、<span>Oxford</span>大学からは<span>11</span>名が発表を行い、非常に活発な議論が交わされました。ランチョンミーティング、情報交換会時にも多くの議論や意見交換がされ、新たな共同研究の可能性も議論されました。<span>Oxford</span>大学とは既に<span>20</span>年以上前から、ウイルス感染症?免疫学分野での多くの共同研究が進められ、その成果をあげてきました。今回のシンポジウムでは、両大学の研究者間で新たな共同研究の提案がなされ、今後これらの共同研究が実行されることが、期待されます。</p>&#13; <p><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford1-1.jpg/@@images/de19ec27-0053-49eb-9ba2-943e1514941b.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="Oxford1-1.jpg" alt="Oxford1-1.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">?シンポジウム会場の<span>Keble College</span><span><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford2-1.jpg/@@images/f1a501d8-96a9-476f-a9d4-a5bf275ff854.jpeg" title="Oxford2-1.jpg" alt="Oxford2-1.jpg" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford3-1.jpg/@@images/1bef3164-8d67-40c7-b50a-2b752e9938b6.jpeg" title="Oxford3-1.jpg" alt="Oxford3-1.jpg" class="image-inline"/><br/>?</span><span>Oxford大学の教授?研究者の研究発表</span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford4-1.jpg/@@images/420ae11b-9d01-4333-9e57-ae6f5691b499.jpeg" title="Oxford4-1.jpg" alt="Oxford4-1.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford5-1.jpg/@@images/b448192c-ca71-4c0a-a6ea-0ebdf3f5930f.jpeg" title="Oxford5-1.jpg" alt="Oxford5-1.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span>熊本大学研究者の研究発表</span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span>? ??<img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford6-1.jpg/@@images/fb8ddbd0-1b4f-44f4-a429-bf1958cd40bf.jpeg" title="Oxford6-1.jpg" alt="Oxford6-1.jpg" class="image-inline"/>? ? ? ? ? ? ??</span><span>Oxford大教授との討論 ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?    ? ? ? シンポジウム閉会の挨拶? ? ? ? ? ? ? ? ? ?</span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford7-1.jpg/@@images/47ec753d-0c79-446e-a438-645912b571a1.jpeg" title="Oxford7-1.jpg" alt="Oxford7-1.jpg" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span>?Keble College 情報交換会での議論</span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/news-file/Oxford8-1.jpg/@@images/4c935e63-0cc5-498c-8f5d-53ee9e0c4078.jpeg" title="Oxford8-1.jpg" alt="Oxford8-1.jpg" class="image-inline"/></span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span>Christ ChurchでのReception</span></p>]]> No publisher 研究 2023/03/23 10:56:00 GMT+9 ページ 令和4年度「熊本大学女性研究者賞表彰」及び「熊本大学女性研究者奨励賞表彰」 に係る表彰式を実施しました_365体育网投 /whatsnew/jinji/R4_hyoshoshiki <![CDATA[<p> 熊本大学は、3月<span>1</span>3日に令和4年度「熊本大学女性研究者賞表彰」及び「熊本大学女性研究者奨励賞表彰」の表彰式を開催しました。</p>&#13; <p> 本制度は、優れた研究成果を挙げた女性研究者及び将来性のある若手女性研究者を表彰することにより、女性研究者の更なる活躍を支援するとともに、学術分野における男女共同参画推進に資することを目的として平成28年度に創設され、今回で7回目の実施となりました。</p>&#13; <p> 表彰者数についてはこれまで、「女性研究者賞」「女性研究者奨励賞」各1名でしたが、年々、応募数が増えてきたことや専門分野によって評価の視点が異なることから、各賞ともに人文?社会科学、自然科学、生命科学の3分野それぞれから1名を選出することにしました。また、リカレント教育を推進するために、若手研究者の表彰である「女性研究者奨励賞表彰」は、年齢ではなく研究歴での制限とし、産前?産後の休暇、育児休業等で中断した期間を除く研究歴が18年未満の若手研究者を対象としました。</p>&#13; <p> 熊本県内の女性研究者及び熊本大学を卒業?修了した女性研究者を対象に昨年12月から今年1月にかけて公募を行い、厳正なる選考の結果、顕著な研究成果を有し、ロールモデルとして推奨するにふさわしい人格と識見を有する研究者を対象とした女性研究者賞表彰には、古田弘子氏(熊本大学大学院教育学研究科?教授)、王斗艶氏(熊本大学産業ナノマテリアル研究所?准教授)、三浦恭子氏(熊本大学大学院生命科学研究部(基礎系)?教授)が、将来性が期待できる女性研究者奨励賞には、佐藤あゆみ氏(熊本大学大学院先端科学研究部(工学系)?准教授)、金澤早織氏(熊本大学病院?助教)が選出されました。</p>&#13; <p> 表彰式では、小川久雄学長から、「今後、この表彰制度を、熊本県全体および熊本大学出身の女性研究者の研究力向上に繋がるものとして発展させていきたい」と挨拶があり、受賞者には、表彰状及び副賞としてパールブローチが贈呈されました。</p>&#13; <p> 引き続き、被表彰者による研究発表会が行われ、受賞者はそれぞれの専門分野における現在の研究と将来の研究計画についてプレゼンしました。</p>&#13; <p> </p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/whatsnew/jinji/jinji-file/R4_hyoshoshiki/@@images/17a0a005-a127-4b42-8f07-8ee85c9e2df5.jpeg" title="R4&#x718A;&#x5927;HP&#x7528;&#x5199;&#x771F;" alt="R4&#x718A;&#x5927;HP&#x7528;&#x5199;&#x771F;" class="image-inline"/></p>&#13; <p>※記念撮影</p>&#13; <p>左から、大谷順理事(研究?グローバル戦略担当)、古田弘子氏、三浦恭子氏、小川久雄学長、佐藤あゆみ氏、金澤早織氏、</p>&#13; <p>前田ひとみ副学長(男女共同参画担当)</p>&#13; <p>※王氏については、体調不良のため表彰式は欠席。</p>&#13; <p/>]]> No publisher 研究 2023/03/22 09:30:00 GMT+9 ページ 毎日が国際交流! 海外体験を国際交流会館シェアルームで楽しむ_365体育网投 /daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/20230317 <![CDATA[<div id="content-core">&#13; <div style="text-align: justify;">&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/Amefoot_file/logo.jpg/@@images/34ae22cd-fbf6-47d5-94bb-3e32bd4632b8.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="logo.jpg" height="138" width="545" alt="logo.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image01.jpg/@@images/6ed0eaad-ae70-4e3f-aad6-458dbd734ef2.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="image01.jpg" alt="image01.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/kenjikun.jpg/@@images/8f719df2-4bb7-4c94-8158-ec96a7117073.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="kenjikun.jpg" alt="kenjikun.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <h2>海外のリアルな情報を聞きたいならオススメです(福塚さん)</h2>&#13; 健児くん(以下◆):福塚さんはなぜシェアルームに入ることにしたんですか?<br/><br/>福塚さん:熊本大学に入学して、しばらくは一人暮らしをしていたんですが、2カ月くらいで1人に飽きてしまって(笑)国際交流会館に入りました。当時は新型コロナウイルスの感染拡大でシェアルームの募集はやっていなかったんですが、コロナが落ち着いてきてようやく再開したと聞いて興味をもちました。<br/><br/><br/> <img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image02.jpg/@@images/1d225af7-1068-4eaf-81de-853695e88e2c.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="image02.jpg" alt="image02.jpg" class="image-inline"/><br/>◆:海外の人と一緒に住んでみてどうでしたか?<br/><br/>福塚さん:いろいろな国のリアルな話が聞きたいと思っていたんですが、実際に、食事や文化、教育、宗教、政治など、軽いものからシリアスな話まで、なかなか聞けないことも教えてもらっています。とても貴重な機会ですね。文化の違いなどで困ることもあるのかなと思っていましたが、実際にはそこまで変わらなくてびっくりしました。<br/><br/>ここでの生活を通じて、英語力もついたと感じています。最初は翻訳アプリなどを使っていましたが、最近では日常会話では使わなくても良くなりました。海外に興味がある人にはいい環境だと思いますよ。<br/><br/><br/><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image03.jpg/@@images/58d68588-d240-4a4c-b0dd-13f1b67cb413.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="image03.jpg" alt="image03.jpg" class="image-inline"/>&#13; <h2>毎日が交流の場。英語も日本語も上達しました(ルーさん)</h2>&#13; <p>◆:ルーさんは中国からの留学生だそうですね。<br/><br/>ルー:4月から1年の予定で留学しているんですが、前学期は住んでいた上海がロックダウンされてしまって来日できず、上海でオンライン講義を受けていました。ようやく9月に熊本に来られて、ここに住むようになったんです。どうせなら、いろいろな人と交流した方が面白いと思って、シェアルームを選びました。コミュニケーション力が磨けるんじゃないかと期待していました。<br/><br/>ルームメイトの福塚さん、チョンさんとは日本語で話して、カッシアンさんとは英語で話しています。英語と日本語の両方を使って会話するようになり、どちらも上達しました。照れたり恥ずかしがったりせずに交流する機会を作るのは本当に大事ですね。ここには、そういう環境があるのでしっかり活用したいです!<br/><br/><br/>? <img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image04.jpg/@@images/3b7b1f7d-4b99-4838-a949-f0fb75575087.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="image04.jpg" alt="image04.jpg" class="image-inline"/><br/>◆:日本に住んでみて驚いたことは?<br/><br/>ルーさん:最初は、玄関で靴を脱いだあと、スリッパを履かずに部屋に入ることに抵抗がありました。中国でも部屋に入るときに靴を脱ぎますが、スリッパを履くんです。それから水道水をそのまま飲んでいるのも驚きでした。<br/>&lt;br&gt;<br/>でもそのほかはあまり違うことはないんじゃないかと思います。食事のとき、カッシアンさんはフォークやスプーンで、他の3人は箸を使う、くらいかな(笑)。自分で好きな花を飾ったり、日本語についての本を読んだり、ゲームをしたり。1人の時間も楽しく過ごせるので、ルームシェアに不自由はないですね。</p>&#13; <p/>&#13; <h2>自国の料理を作り合うのも楽しい(チョンさん)</h2>&#13; <p>◆:チョンさんは韓国から熊本大学に来たんですね。<br/><br/>チョンさん:はい。日本語が上手になりたかったのと、化学の教育を受けたいと思って留学しました。日本は化学でノーベル賞を受賞している人が多いですよね。そんな国の技術や知識を身に付けたかったんです。将来は半導体の会社に入りたいと思っています。韓国の大学にいるときは半導体を専攻していました。熊本大学は半導体の研究も進んでいるので期待しています。</p>&#13; <p>??????????? <img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image06.jpg/@@images/2aa39544-8e66-4475-84f1-9a261730f81f.jpeg" title="image06.jpg" alt="image06.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p>?<br/>◆:シェアルームに入ってよかったことは?<br/><br/>チョンさん:シェアルームに入って日本語は上手になったと思います。でも、周囲には日本語より英語を使う人が多いので、日本語より英語の方が上手になりました(笑)。国際交流会館に住んでいる留学生もドイツの人などが多くて驚きました。正直に言うと、もっと日本語を勉強したいと思っています。<br/><br/>みんなでご飯を食べたのも楽しい思い出になりました。あまり料理するのは得意ではなく、たまにしか作りませんが、スーパーで韓国のキムチを買ってきて、サムギョプサルを作ってみんなで食べました。こういう交流も楽しいですね。<br/><br/></p>&#13; <h2>会って話すのは大切。新たな体験ができた(カッシアンさん)</h2>&#13; <p>◆:カッシアンさんはドイツからの留学生だそうですね。<br/><br/>カッシアンさん:そうです。留学プログラムでシェアルームに入ることが条件になっていて、ここに入りました。今までシェアルームに住んだことがなく、どんなことが起こるのか興味がありましたが、思いのほか、住み心地がよかったです。他の部屋からもっと音や声が聞こえるかと思いましたが、静かでした。<br/><br/>エアコンがあるのも驚きでした。ドイツでは部屋にエアコンはついていません。ここは各部屋にあって、蒸し暑い熊本の夏はとても過ごしやすかったですね。<br/><br/><br/><a href="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image08.jpg"><span class="fontcolor1"><img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image08.jpg/@@images/7b284205-4442-46ba-bbab-6267ba27104c.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="image08.jpg" alt="image08.jpg" class="image-inline"/></span></a></p>&#13; <p>◆:ルームシェアをして楽しかったことは?<br/><br/>カッシアンさん:ルーさんが料理を作ってくれたときです。彼はとても料理上手。ルームメイト4人のためにビュッフェスタイルでいろいろな料理を作ってくれたんです。僕はドイツでは料理をしていたけど、今はリラックスしたくて(笑)、あまり料理してません。カレーくらい。でも、みんなでいろいろな料理を作り合うのは楽しいですね。<br/><br/>日本語の勉強は1年くらいでまだまだですが、一緒に暮らすのに大きな問題はありません。ここで新たな体験をして、世界中の人と知り合ういい機会になったと思います。外国語の授業を受けるだけ、テレビで見るだけでは分からなかったこと、知り得なかったことをたくさん知ることができました。実際に会って話すのは大切だな、と感じています。</p>&#13; <p/>&#13; <p>?????????????????? <img src="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/kumadai_now_file_2022/KUKokusaikouryuu-Shareroom_file/image09.jpg/@@images/4a58068b-a1d3-484a-860a-5884baeb30cf.jpeg" title="image09.jpg" alt="image09.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <p>『熊大通信』87号でも国際交流を特集しています。『熊大通信』のバックナンバーはこちらから!<br/>■『熊大通信』87号<br/>?(<a href="/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumatu/vol-87">/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumatu/vol-87</a>)<br/><br/>国際交流会館シェアルームの詳細はこちらから!<br/>■熊本大学国際交流会館『日本人学生』入居者募集について<br/>(<a href="/kokusaikouryuu/kokusaikouryuukaikan/japanese-students">/kokusaikouryuu/kokusaikouryuukaikan/japanese-students</a>)</p>&#13; <div style="text-align: right;"><br/>(2023年3月17日掲載)</div>&#13; </div>&#13; </div>]]> No publisher 学生 その他 2023/03/17 17:35:00 GMT+9 ページ イギリス、ドイツで熊本大学国際先端科学技術研究機構(IROAST)国際アドバイザリーボード委員会を開催しました_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230310_iroastadvisoryboard <![CDATA[<p><span>? </span>令和<span>5</span>年<span>3</span>月<span>5</span>日から1週間、熊本大学<a href="https://iroast.kumamoto-u.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国際先端科学技術研究機構(<span>IROAST</span>)</a>の国際アドバイザリーボード委員会を実施するため、高島和希研究機構長はバーミンガム大学(イギリス)とカールスルーエ工科大学(ドイツ)を訪問しました。</p>&#13; <p> 両大学での国際アドバイザリーボード委員会に先立ち、日本学術振興会ロンドン研究連絡センター(JSPS London)を訪問し、小林 直人 センター長と安原 幸司 副センター長からイギリスの学術研究及び高等教育に関する最新情報の提供を受け、イギリスとの国際共同研究の推進について意見交換を行いました。</p>&#13; <p> バーミンガム大学では、国際アドバイザリーボード委員を委嘱したPaul Bowen教授(<span>Professor, School of Metallurgy and Materials</span>/<span>IROAST</span>客員教授)と面会しました。高島研究機構長が<span>IROAST</span>のこれまでの取組みと成果を説明した後、<span>Bowen</span>教授と意見交換を行いました。<span>Bowen</span>教授は、<span>IROAST</span>が限られた研究者数にも関わらず大学内ではトップレベルの成果をあげていること、また国際共同研究ネットワーク構築の成果がでていることを評価しました。一方で、近年のコロナ禍で対面での国際交流の機会が途絶えたことを懸念し、<span>IROAST</span>が今後、オンラインと対面を活用し、若手研究者に国際共同研究の機会を提供することへの期待が示されました。</p>&#13; <p> カールスルーエ工科大学では、同じく国際アドバイザリーボード委員が委嘱された<span>Martin Dienwiebel</span>教授(<span>Heisenberg-Professor, Applied Nanotribology</span>/<span>IROAST</span>客員教授)を訪問し、同様に<span>IROAST</span>の取組みや成果、今後の展開について意見交換を行いました。<span>Dienwiebel</span>教授から共同ワークショップの開催が提案されました。<span>Dienwiebel</span>教授との会合後には、<span>Dienwiebel</span>教授の高島研究機構長の研究を紹介するセミナーが開催され、同分野の研究者や学生らが参加しました。</p>&#13; <p style="text-align: left;"> 令和<span>4</span>年度には<span>4</span>人の国際アドバイザリーボード委員と意見交換を行いました。令和<span>5</span>年度からの事業は、彼らの提言等をもとに、新たな支援事業を立ち上げ、<span>IROAST</span>の強みを活かした大学の国際化をけん引する研究機構となるべく取り組んでいきます。</p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/iroast20230307.jpg/@@images/66715329-389d-42d9-8e36-680d9e012ac8.jpeg" title="iroast20230307.jpg" alt="iroast20230307.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">JSPS Londonにて</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/iroast20230308-1.jpg/@@images/17d620b2-ea4d-4288-83d5-d86a0f086bc3.jpeg" title="iroast20230308-1.jpg" alt="iroast20230308-1.jpg" class="image-inline"/> <img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/iroast20230308-2.jpg/@@images/dbe48b65-8940-4105-a882-8eccc4964cf5.jpeg" title="iroast20230308-2.jpg" alt="iroast20230308-2.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><span>バーミンガム大学(イギリス)にて</span></p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/iroast20230310-2.jpg/@@images/d45eced1-7c7e-4fde-877d-31f82d032de7.jpeg" title="iroast20230310-2.jpg" alt="iroast20230310-2.jpg" class="image-inline"/> <img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/iroast20230310-3.jpg/@@images/5bf9c857-f145-4f22-a168-eb7bf50e883a.jpeg" title="iroast20230310-3.jpg" alt="iroast20230310-3.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">カールスルーエ工科大学(ドイツ)にて</p>]]> No publisher 研究 その他 2023/03/17 10:28:0.479854 GMT+9 ページ 熊本県弁護士会と「法学部の学生への法律文書の指導、専門的知見?実務的知見の相互提供等に関する連携協定」を締結しました_365体育网投 /whatsnew/zinbun/20230314 <![CDATA[<p>熊本大学法学部と熊本県弁護士会は、<span>2023</span>年<span>3</span>月<span>14</span>日、法学部の学生への法律文書の指導、専門的知見?実務的知見の相互提供等に関する連携協定を締結しました。</p>&#13; <p>熊本大学法学部は、令和<span>2</span>年(<span>2021</span>年)<span>4</span>月に法曹コースを設置しております。法曹コースとは法学部と法科大学院が法曹養成連携協定を締結することで、基本的には学部3年?大学院2年の一貫教育で法曹養成を行うものです(*)。本学も九州大学?神戸大学?中央大学?早稲田大学と法曹養成連携協定を締結し、熊本の地における法曹養成を継続しております(**)。</p>&#13; <p>本協定は、熊本大学法学部に在籍する法曹志望者への課外教育を熊本県弁護士会に提供してもらうことを中心に、熊本大学法学部教員を熊本県弁護士会の各種委員へ派遣することも含め、いままでの両者の協力関係を確認し今後も継続していくことを目指したものです。</p>&#13; <p>* 学部3年(早期卒業)し法科大学院2年の一貫教育を「3プラス2」と呼んでいます。これが基本ですが学部4年(通常卒業)して法科大学院に進学することも可能です。すでに昨年3月に第1期生の早期卒業生を出し、連携先の4つの法科大学院に進学しております。</p>&#13; <p>** 本学は平成<span>31</span>年(<span>2019</span>年)<span>3</span>月に法曹養成研究科を廃止しております。ただ、法学部に法曹コースを設置したことにより、熊本における法曹養成は現在でも継続しております。</p>&#13; <p/>&#13; <p>※提携協定に基づく成果が出ましたら、下記WEBページでご紹介いたします。</p>&#13; <p> <熊本大学法学部附属地域の法と公共政策教育研究センターHP></p>&#13; <p>  <a href="https://www.law.kumamoto-u.ac.jp/lperc/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.law.kumamoto-u.ac.jp/lperc/</a></p>&#13; <p><img src="/whatsnew/zinbun/zinbun_file/tpm5vv/@@images/d0fcbad6-5862-4715-ba57-f1bc186dff58.jpeg" title="&#xFF08;&#x63B2;&#x8F09;&#x7528;&#xFF09;&#x5F01;&#x8B77;&#x58EB;&#x4F1A;.jpg" alt="&#xFF08;&#x63B2;&#x8F09;&#x7528;&#xFF09;&#x5F01;&#x8B77;&#x58EB;&#x4F1A;.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p>(連携協定調印後の記念撮影)</p>&#13; <p/>&#13; <div><strong>?</strong></div>]]> No publisher その他 2023/03/14 15:00:00 GMT+9 ページ 国立大学法人熊本大学研究設備?機器の共用推進に向けた方針を策定しました_365体育网投 /kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/20230314 <![CDATA[<p>「第<span>6</span>期科学技術?イノベーション基本計画」(令和<span>3</span>年<span>3</span>月<span>26</span>日閣議決定)及び「研究設備?機器の共用推進に向けたガイドライン」<span>(</span>令和<span>4</span>年<span>3</span>月文部科学省策定<span>)</span>に基づき、本学における研究設備?機器の学内外への共用化に関する基本的な考え方として、「研究設備?機器の共用推進に向けた方針」を定めました。</p>&#13; <p/>&#13; <ul>&#13; <li><a href="/kenkyuu_sangakurenkei/kenkyuu/news/7yuans">国立大学法人熊本大学研究設備?機器の共用推進に向けた方針(PDF)</a></li>&#13; </ul>&#13; <p/>&#13; <div class="e-responsive-table"/>]]> No publisher 研究 その他 2023/03/14 12:00:00 GMT+9 ページ JSPS Core-to-Core Program Mini Symposium on Normal Hematopoiesis and Transformation: Early Career Researchers Seminarを開催しました_365体育网投 /whatsnew/seimei-sentankenkyu/hldegb <![CDATA[<p>?令和5年2月15日(日本時間)の2日間に渡って、熊本大学国際先端医学研究拠点施設(IRCMS)では日本学術振興会 研究拠点形成事業令和2(2020)年度採択課題「ストレス造血と白血病病態解析のための基礎?臨床研究共同体の構築」における研究活動の一環として、ハイブリッド形式(オンサイト+オンライン)でシンポジウム(IRCMS指田特別招聘教授主催)を開催しました。</p>&#13; <p>「正常造血と変容」というテーマのもと、12名の発表者(弊所学生?若手研究者9名、国内機関研究者3名(東京大学医科学研究所、神戸医療産業都市開発推進機構、東海大学)による発表が行われ、国内外から約70名の参加者がオンサイト?オンライン形式で参加し、発表者と活発に議論を深めました。今後のさらなる研究の推進と新たな共同研究の立ち上げが期待されます。</p>&#13; <p>【Speakers】</p>&#13; <p><strong> Dr. YAMASHITA Masayuki</strong><br/>???? Associate Professor, The Institute of Medical Science The University of Tokyo (Japan)<br/> <strong>Dr. KAWAI Mayu</strong><br/>???? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/> <strong>Dr. BAI Jie</strong><br/> ??? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/> <strong>Dr. HIRAYAMA Mayumi</strong><br/> ??? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/> <strong>Dr. MORII Mariko</strong> <br/> ??? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/> <strong>Dr. INOUE Daichi</strong><br/> ??? Foundation for Biomedical Research and Innovation at Kobe (Japan)<br/> <strong>Dr. SAITO Kiyoka</strong><br/> ??? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/> <strong>Mr. JOHANSSON Alban</strong><br/> ??? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/> <strong>Dr. WANG Yuxin</strong><br/> ??? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/>??? <strong>Dr. Ho Pui Yu</strong> <br/> ??? IRCMS, Kumamoto University (Japan)<br/> <strong>Dr. KOTANI Ai</strong> <br/> ??? The institute of medical sciences, Tokai university</p>&#13; <p>【Flyer】</p>&#13; <p><a href="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/Flyer_20230215_core-to-core-symposium-01.JPG" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/Flyer_20230215_core-to-core-symposium-01.JPG/@@images/cb1b6d28-e9e1-415c-bc25-c36993970518.jpeg" title="Flyer_20230215_core to core symposium 01.JPG" height="526" width="401" alt="Flyer_20230215_core to core symposium 01.JPG" class="image-inline"/></a></p>&#13; <p>【Speakers and Chairs】</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSCF0264.JPG/@@images/d1c4dbbc-4291-412d-baa7-cbaff1e1a9cf.jpeg" title="DSCF0264.JPG" height="330" width="499" alt="DSCF0264.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p>【Opening Remarks by Dr. Takizawa】</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSCF0012.JPG/@@images/ddc83909-94c0-492f-b9fc-981e4d912f43.jpeg" title="DSCF0012.JPG" height="228" width="344" alt="DSCF0012.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p>【Closing Remarks by Dr. Sashida】</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/seimei-sentankenkyu/DSCF0247.JPG/@@images/c4c7d2dc-fba0-4711-86bd-aa3729e2c093.jpeg" title="DSCF0247.JPG" height="231" width="350" alt="DSCF0247.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p/>&#13; <p>IRCMS及びCore to Core事業の詳細については以下のウェブページをご覧下さい。<br/><a href="https://ircms.kumamoto-u.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国際先端医学研究機構(IRCMS)ウェブページ</a>(英語)</p>&#13; <p>JSPS Core to Core プログラム <br/><a href="https://ircms.kumamoto-u.ac.jp/leukemic/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ストレス造血と白血病病態解析のための基礎?臨床研究共同体の構築</a></p>]]> No publisher 学生 研究 2023/03/14 12:00:00 GMT+9 ページ 定例学長記者懇談会を開催しました_365体育网投 /whatsnew/koho/2022/20230313 <![CDATA[<p> 令和5年3月8日(水)、本部棟<span>1</span>階大会議室にて定例学長記者懇談会を開催しました。</p>&#13; <p> はじめに、小川久雄学長から挨拶があった後、熊本創生推進機構の金岡省吾教授から、「地域再生人材育成塾」について説明がありました。本学では、地域課題を解決し、地方創生に貢献する人材を育成するため、熊本創生推進機構を中心に様々な取組が進められています。その中でも「地域再生人材育成塾」では、地元の若手経営者や後継者を対象に、自治体や金融機関と協力してローカルイノベーションを起こす共創の場づくりを目指しています。説明では主に育成塾で学んだ塾生の取り組みについて紹介がありました。金岡教授は、「熊本県内だけでなく、和歌山県や富山県など全国各地の自治体で塾を開校し、塾生が各地で活躍している。今後も熊本大学を舞台に、塾を通じて各地で共創の場を作り、つながりを作っていきたい」と抱負を語りました。</p>&#13; <p> 次に、国立研究開発法人科学技術振興機構(<span>JST</span>)の「<span>2022</span>年度創発的研究支援事業」の採択について、大谷 順理事?副学長(研究?グローバル戦略担当)から概要の説明があり、本学では新たに研究者<span>4</span>名の研究課題が採択された旨、報告がありました。そして採択者を代表して大学院先端科学研究部の才ノ木敦士准教授から、採択された研究課題「<span>CO2</span>鉱物化法を用いた誘発地震抑制技術の基礎的検討」の説明がありました。説明では、地下開発による誘発地震を抑制するために、断層周辺部の岩盤に<span>CO</span>?を注入して鉱物化させることで断層をゆっくりと滑らせる技術の紹介がありました。才ノ木准教授は「この技術が可能になれば、地震の抑制に繋がりかつ大量の<span>CO</span>?を貯蔵することで環境面の負担も減り、一石二鳥になる。まだまだ課題が多いため、今後も研究を頑張りたい。また、専門としている土木は一般的にしんどい、泥臭いというイメージを持たれているため、自身の研究を通してそのイメージを払拭したい」と抱負を語りました。</p>&#13; <p> 参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。</p>&#13; <p> 懇談会の資料は <a href="/daigakujouhou/kouhou/kisyakon_file/kisyakon230308.pdf">こちら</a> を参照してください。</p>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <table class=" noborder" style="width: 813px;">&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 413.117px;">&#13; <p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230308-1.jpg/@@images/c9dc9880-568e-45d6-b1d3-0c507924a277.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="230308-1.jpg" height="224" width="284" alt="230308-1.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">金岡教授</p>&#13; </td>&#13; <td style="width: 397.883px;">&#13; <p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230308-2.jpg/@@images/ff9fa704-8121-470a-a4aa-d2437125f5eb.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="230308-2.jpg" height="197" width="300" alt="230308-2.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">2022年度創発的研究支援事業について<br/>説明する大谷理事</p>&#13; </td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="width: 413.117px;">&#13; <p/>&#13; <p><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230308-3.jpg/@@images/3b8ff702-24de-4ce8-a8d1-ae131214c299.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="230308-3.jpg" height="200" width="271" alt="230308-3.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">才ノ木准教授</p>&#13; </td>&#13; <td style="width: 397.883px; text-align: center;">&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/2022/230308-4.jpg/@@images/e43b16d4-e36d-4b69-979b-788309d6c954.jpeg" title="230308-4.jpg" width="327" alt="230308-4.jpg" height="208" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; 会の様子</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td colspan="2" style="width: 413.117px;"/>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </div>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <p/>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table"/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher その他 2023/03/13 15:50:00 GMT+9 ページ 勝田陽介准教授が日本化学会の「ハイライト講演」に選出されました_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230310 <![CDATA[<p> この度、先端科学研究部 物質材料生命工学部門 生体?生命材料分野 勝田陽介准教授が、日本化学会のハイライト講演に選出され、3月10日(金)にオンラインで開催された「日本化学会第<span>103</span>春季年会記者会見」にて、プレゼンテーションを行いました。ハイライト講演には、日本化学会の全口頭発表3850件のうち、5件が選出されています。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><講演内容></p>&#13; <p>「<strong>次世代型核酸医薬を志向したRNA hacking 技術による遺伝子発現制御法の開発</strong>」</p>&#13; <p> 近年、「核酸医薬」という新しい薬に大きな注目が集まっています。核酸医薬は患者数が全世界で数名しか存在しないような「希少疾患」や、新興感染症に対する切り札になり得る存在であることから世界レベルでの研究が展開されています。</p>&#13; <p> しかし、基本的な知的財産権を欧米の企業が握っていることから、日本において核酸医薬を医薬品化するためには、権利問題などを慎重に検討しながら開発を進めざるを得ません。</p>&#13; <p> このような背景から、我々のグループでは純国産技術である「RNA hacking」という技術の開発に取り組んでいます。すでに指定難病である肺動脈性高血圧症に対しても動物レベルで良好な結果が得られており、今後、大学発の医薬品化を目指して検討を進めていきたいと思っています。</p>&#13; <p> 今回の講演では現在得られている最新の研究内容の報告を行い、日本化学会春季年会においてハイライト講演として選出していただきました。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><関連ウェブサイト><br/>公益社団法人日本化学会ウェブサイト「<a href="https://www.chemistry.or.jp/news/information/103.html" target="_parent">第103春季年会記者会見の開催とハイライト講演?シンポジウム選出</a>」</p>&#13; <address><strong> お問い合わせ</strong><br/>熊本大学大学院先端科学研究部 准教授<br/>勝田 陽介<br/>電話:096-342-3458<br/>e-mail: katsuda2243※kumamoto-u.ac.jp <br/> (迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>]]> No publisher 研究 その他 2023/03/13 12:54:23.840090 GMT+9 ページ 環境省山田副大臣が球磨村で熊本大の取り組みを視察_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230215 <![CDATA[<p> </p>&#13; <p> 去る2月15日、山田美樹環境副大臣が、環境省の「第一回脱炭素先行地域」に選定された熊本県球磨村を訪問され、熊本大学が中心となり実施している同省の受託事業「球磨村電動スクールバス実証事業」(実施責任者:熊本大学大学院先端科学研究部 松田俊郎シニア准教授)の取り組みを視察されました。</p>&#13; <p> 本事業は、共同実施者である熊本県、球磨村のほか九州の有力企業の協力のもと令和4年7月から実証試験を開始しており、中山間地域の球磨村で電動スクールバスを運行し、再生可能エネルギー連系によりバスと地域の<span>CO2</span>排出量を低減する技術開発、移動可能な非常電源としてのバスの活用、最適なバスの運用方法と仕様/制御を検討する事業です。</p>&#13; <p> これによって中山間地域が抱える課題(カーボンニュートラル化、エネルギー地産地消、地域交通のグリーン化など)に対するバスの効用、コストを含めた経済性?事業性を明らかにし、全国の中山間地域に電動スクールバスを普及展開することを目指す全国初の取り組みであり、令和2年7月の記録的豪雨で被災した球磨村の創造的復興にも貢献することが期待されています。</p>&#13; <p> バスに試乗した山田副大臣は「安定感のある走行で乗り心地は快適。スクールバスは全国一律の使われ方(朝夕走行のため、日中に太陽光充電可能)であることがおもしろく、これを脱炭素化に使わない手はないですね。課題もあるが、大きなポテンシャルを生かしていきたい。」と大変興味を持たれた様子でした。</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20230313_1.jpg/@@images/f1cbd633-c32a-4d18-a90a-000e1cb23fdb.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20230313_1.jpg" height="351" width="472" alt="20230313_1.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">挨拶する山田美樹環境副大臣(右)</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20230313_2.jpg/@@images/9545d7fc-2a97-4410-8372-f33b1eff71c2.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20230313_2.jpg" height="348" width="469" alt="20230313_2.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">説明する松田俊郎シニア准教授(右)</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/sizen/sizeninfo_file/20230313_3.jpg/@@images/3c6805a0-6463-42a3-9787-1146fde61ae0.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="20230313_3.jpg" height="346" width="466" alt="20230313_3.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">左から電動スクールバスの説明を聞く山田美樹環境副大臣、説明する松田俊郎シニア准教授</p>&#13; <p/>&#13; <p/>&#13; <address><strong> お問い合わせ</strong><br/>教育研究支援部自然科学系事務課<br/>総務人事担当<br/>電話:096-342-3513<br/>e-mail:<span style="font-size: 11pt;">szk-somu※jimu.kumamoto-u.ac.jp</span> <br/> (迷惑メール対策のため@を※に置き換えております)</address>]]> No publisher その他 2023/03/13 10:30:00 GMT+9 ページ 仙台伊達家第三代藩主?伊達綱宗公の墓室から発掘された微量有機成分を同定し、用途を推定しました_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230310-4 <![CDATA[<p style="text-align: justify;">【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>仙台伊達家第三代藩主 伊達綱宗公 (1640-1711)の墓室から発掘された微量の有機物をガスクロマトグラフ質量分析装置 (GC/MS) <sup>*1</sup>で分析し、複数の脂肪酸と松脂(まつやに)に特有の成分を同定しました。</li>&#13; <li>江戸時代、松脂は油脂と混合し塗薬として売られていました。晩年の綱宗公は歯肉癌を患っており、当該成分は鎮痛目的の膏薬である可能性が窺えます。一方、分析対象物は漆塗りの木製器に入れられ、紅皿?櫛?ヘラ?ハサミとともに高貴な手箱に納められていました。このため、整髪目的の「鬢(びん)付け油」である可能性もあります。</li>&#13; <li>高温多湿の日本では、墓室に副葬された有機物の残存?分析例は極めて少ないため、本研究により、江戸時代の大名家の埋葬文化を推する歴史価値の高い知見が得られました。<br/><br/></li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【説明】</p>&#13; <p> 熊本大学大学院先端科学研究部の中田 晴彦准教授、熊本大学大学院自然科学教育部博士前期課程2年(研究当時)の原野 真衣大学院生、公益財団法人瑞鳳殿の伊達 泰宗名誉資料館長(仙台伊達家第十八代当主)及び渡部 治子学芸員らの研究グループは、戦国武将 伊達政宗公の孫で仙台伊達家第三代藩主 伊達綱宗公の墓室から発掘された微量の有機物をガスクロマトグラフ質量分析装置 (GC/MS)で分析し、複数の脂肪酸と松脂に特有の成分を同定しました。<br/>墓室から発掘された副葬品の一つに、酸漿蒔絵合子(ほおずきまきえごうす)という漆塗りの雅な木製の器があります(図1)。本研究はその中に遺されていた有機成分を、起源と用途の推定を目的として化学的手法で同定しました。<br/>まず、当該試料をフーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)<sup>*2</sup>で分析したところ、脂質が含まれている可能性が示されました。次に、同試料を有機溶媒に溶解しその一部をGC/MSに導入したところ、脂肪酸のパルミチン酸とステアリン酸に加え、松脂に特異的に含まれるピマル酸?デヒドロアビエチン酸?アビエチン酸等が検出されました(図2)。このため、測定対象物は生物由来の油脂と松脂の混合物であることが分かりました。<br/>江戸時代、松脂は他の油脂と混ぜて炎症や痛みを抑える膏薬として市場に流通していました。熊本藩初代藩主の細川忠利が息子の光尚に送った書状には、「松脂膏薬を送る」旨の文言があります。晩年の綱宗公は歯肉癌を患っていたため、測定対象の有機物は鎮痛を目的とした塗薬の可能性があります。一方、松脂と植物性油脂の混合物は江戸期に整髪のための鬢付け油として売られていました。測定対象物は漆塗りの木製器に入れられ、紅皿?三種の蒔絵櫛?牙製ヘラ?ハサミと併せて高貴な手箱に納められ、綱宗公のご遺体のそばに置かれていました。これらは化粧道具を連想させるものであり、故人にとって身支度のための重要な品々であったと考えられます。以上より、測定した有機物は鬢付け油である可能性もあります。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">*1 ガスクロマトグラフ質量分析装置 (GC/MS)<br/>環境試料中の有機混合物を分離し、高感度で定性定量する装置。化学物質の汚染調査や低分子化合物の構造解析など、広範な分野で用いられる。<br/>*2 フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)<br/>試料に赤外光を照射して透過または反射した光量を測定する分析装置。分子の構造や官能基の情報をスペクトルから得ることができ、物質定性に用いられる。<br/><br/>【論文情報】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">雑 誌 名:International Journal of Historical Archeology<br/>タイトル:Analysis of Organic Residue in a Wooden Vessel Excavated from a Tomb of Japanese Samurai Buried in the Seventeenth Century<br/>著??? 者 :Mai HARANO, Yasumune DATE, Haruko WATANABE, Haruhiko NAKATA<br/>DOI 番号:<a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s10761-023-00693-8">10.1007/s10761-023-00693-8</a><br/>論文URL:<a href="https://link.springer.com/article/10.1007/s10761-023-00693-8">https://doi.org/10.1007/s10761-023-00693-8</a><br/>International Journal of Historical Archeology, 1-13.<br/>Published on line: January 19, 2023.</p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release230310-4.pdf">プレスリリース</a>(PDF411KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_11_ja_2.png/@@images/b2b78d2c-ee0b-4f6a-ab65-b6b78a87929e.png" title="sdg_icon_11_ja_2.png" height="129" width="140" alt="sdg_icon_11_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学大学院先端科学研究部<br/>担当:<br/>准教授 中田 晴彦<br/>電話:096-342-3380<br/>E-mail:nakatah※kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2023/03/10 15:00:00 GMT+9 ページ 令和2年7月熊本豪雨をもたらした水蒸気の起源と履歴を解明~降水の同位体比から紐解く「線状降水帯」の新しい描像~_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230310-3 <![CDATA[<p>【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>令和2年7月豪雨(以下「熊本豪雨」)では、線状降水帯の発生と長時間の持続が甚大な災害をもたらしました。しかし、線状降水帯の発生?維持のメカニズムは、依然として十分に解明されていません。そのメカニズムを紐解くには、従来とは全く異なる観点でのアプローチが求められます。</li>&#13; <li>本研究では、水の同位体分別の過程を組み込んだ同位体領域気象モデル(IsoRSM)による数値シミュレーションから、線状降水帯で凝結する多量の水蒸気の流入過程とその履歴を明らかにすることで、線状降水帯の新しい描像を得ることに成功しました。</li>&#13; <li>水蒸気の動態を特徴づける同位体分別の情報から、線状降水帯の上流側(大陸上)の水循環過程の予測精度がないと、線状降水帯の降水量予測の精度向上も困難であることが示唆されます。また、本研究の手法は、予測精度の検証への活用も期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p> 梅雨期の九州地方では、線状降水帯の発生と持続によって甚大な豪雨災害が生じています。ところが、線状降水帯予測の現状は不十分であり、その理由として線状降水帯自体の発生?維持のメカニズムが依然として解明されていないことにあります。本研究で、九州大学大学院理学研究院の李肖陽助教、川村隆一教授、熊本大学大学院先端科学研究部の一柳錦平准教授、東京大学生産技術研究所の芳村圭教授の研究グループは、水の同位体分別の過程を組み込んだ同位体領域気象モデル(IsoRSM)<sup>1)</sup>を用いた高解像度数値シミュレーションによって、熊本豪雨の要因となった線状降水帯の再現実験を行い、同位体分別の情報から線状降水帯形成の新しい描像を得ることに成功しました。<br/>熊本豪雨の線状降水帯は主に、湿潤アジアモンスーン地域から長距離にわたって輸送され自由大気経由で流入した水蒸気(アジアモンスーン起源)と太平洋高気圧の西縁に沿って大気境界層経由で流入した水蒸気(太平洋高気圧起源)の凝結によって形成?維持されていることがわかりました。前者は全体の凝結量の57%、後者は32%を占め、この熊本豪雨をもたらした線状降水帯の構成要素の89%を説明することができます。また線状降水帯の北側を構成するアジアモンスーン起源の水素同位体比は低くd-excess<sup>2)</sup>は高い一方、南側を構成する太平洋高気圧起源の水素同位体比は高くd-excessは低いという非対称構造が明らかになりました。対照的な同位体情報から線状降水帯の特異な水蒸気の履歴(history)が判明しました。これらの知見は豪雨被害を軽減するための線状降水帯の降水量予測の精度向上に資することが期待されます。特に大陸上の複雑な水循環過程がアジアモンスーン起源の水蒸気の流入量と流入高度を左右するため、その過程を詳しく調べていく必要があります。<br/> 本研究成果は、2023年3月1日(水)に国際学術誌「Atmospheric Research」にオンライン掲載(早期公開)されました。また本研究はJSPS科研費補助金(JP19H05696, JP20H00289)の助成を受けました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>?【今後の展開】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">? 熊本豪雨の線状降水帯を形成?維持している水蒸気の流入経路、流入高度、流入量、凝結量が同定され、水蒸気の履歴情報も得ることができました。本研究の結果から、線状降水帯の予測に関して様々な有用な情報が得られています。太平洋高気圧起源の水蒸気は、大気境界層経由で流入してくるため、境界層内の水蒸気量の正確な見積もりが特に重要です。一方、アジアモンスーン起源の水蒸気は輸送過程において降水活動に伴うrainoutとbelow-cloud evaporationを繰り返して900-800hPa付近から流入してくるため、線状降水帯の上流側に位置する大陸上の水循環過程の正確な把握が必要になってきます。複雑な水循環過程が九州地方への水蒸気の流入量や流入高度に大きく影響するからです。<br/> また、以上の知見は線状降水帯の予測精度の検証への活用も期待されます。たとえば、線状降水帯の予測に位置ずれが生じたり、降水量を過小評価したりした場合、各水蒸気起源の流入経路、流入高度、流入量、凝結量をそれぞれ検証することで、精度を悪くしている要因を特定できる可能性があります。もし、上流側の水蒸気量の観測データを同化したことで精度が向上したのであれば、上述の検証から、その物理的要因を探ることができます。そのような検証は、数値予報モデルの改善にも繋がっていきます。今回は九州地方で甚大な被害を与えた典型的な豪雨事例に着目しましたが、豪雨をもたらす線状降水帯の特徴には著しい多様性があります。本研究の手法を活用して、線状降水帯の普遍的な理解をさらに進めていきたいと考えています。</p>&#13; <p style="text-align: justify;"/>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">注1) 同位体領域気象モデル(IsoRSM)<br/>領域気象モデル(RSM)において水物質について計算する各物理プロセスに同位体過程が組み込まれた数値モデルです。凝結や蒸発時の同位体分別(平衡分別と動的分別)などが考慮されています。<br/>注2) d-excess<br/>水素同位体比と酸素同位体比から求められる指標で、主に水が蒸発した時の環境を反映しているため、降水の元になっている水蒸気の起源を診断するトレーサーとして利用されています。</p>&#13; <p style="text-align: justify;"><br/>【論文情報】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">掲載誌:Atmospheric Research<br/>タイトル: Moisture sources and isotopic composition of a record-breaking heavy Meiyu-Baiu rainfall in southwestern Japan in early July 2020<br/>著者名:Xiaoyang Li, Ryuichi Kawamura, Kimpei Ichiyanagi, Kei Yoshimura<br/>DOI:<a href="https://www.researchgate.net/publication/368880173_Moisture_sources_and_isotopic_composition_of_a_record-breaking_heavy_Meiyu-Baiu_rainfall_in_southwestern_Japan_in_early_July_2020">10.1016/j.atmosres.2023.106693</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release230310-3.pdf">プレスリリース</a>(PDF1548KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_13_ja_2.png/@@images/5d815b80-6204-4e71-9367-e03371d28ab1.png" title="sdg_icon_13_ja_2.png" height="129" width="137" alt="sdg_icon_13_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学総務部総務課広報戦略室<br/>電話:096-342-34269<br/>E-mail:sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2023/03/10 14:00:00 GMT+9 ページ 冠攣縮性狭心症と冠微小循環障害の診断と治療に関するガイドラインを発表_365体育网投 /whatsnew/seimei/20230310 <![CDATA[<p>【概要説明】</p>&#13; <p> 熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学 辻田賢一教授らのグループは、冠攣縮性狭心症と冠微小循環障害の診断と治療に関するガイドラインを発表しました。このガイドラインは2023年3月10日に日本循環器学会ホームページ(日本語版)及び日本循環器学会が発行する英文誌「<span>Circulation Journal</span>」に掲載されました。</p>&#13; <p>【説明】</p>&#13; <p>[背景]</p>&#13; <p> 冠攣縮性狭心症は、虚血性心疾患の一種で、冠動脈の痙攣によって一時的な狭窄が起こり、心臓の筋肉の血流が悪くなり生じる疾患です。夜間や早朝、朝方などの安静時に発作が起こること、非発作時の冠動脈を見ても血管の狭窄部は確認できないことが特徴とされています。原因としては、冠動脈が一時的に痙攣することで、冠動脈が収縮し血流が悪くなることによって冠動脈の内腔が一時的に狭くなる、もしくは閉塞して、数秒から数分程度の胸痛を引き起こすことが挙げられます。また、喫煙や飲酒、脂質異常症、ストレスなども原因とされており、動脈硬化との関連性もあると言われています。</p>&#13; <p> 冠微小循環障害は、血管造影で目にみえないくらい(500μm以下)の微細な冠動脈の循環に生じる障害で、障害により心筋虚血といった疾患が発生します。</p>&#13; <p>今回のガイドラインは、2008年に「冠攣縮性狭心症の診断と治療に関するガイドライン」として世界に先駆けて日本循環器学会から発表され、その後2013年に改訂版が発表されたもので、今回、10年ぶりの改訂となりました。なお、2008年、2013年改訂版は小川久雄 熊本大学長(当時 熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学 教授)が中心となり作成されました。</p>&#13; <p>[成果]</p>&#13; <p>今回のガイドラインでは、前回の改訂後に得られた冠微小循環障害やバイオマーカー、画像検査、生体イメージング、生理機能、遺伝子等の多方面からの新知見や診断技術の発展を踏まえ、冠攣縮性狭心症に関連する新たな疾患概念として、冠動脈閉塞を伴わない心筋梗塞(<span>myocardial infarction with non-obstructive coronary arteries: MINOCA</span>)と心筋虚血(<span>ischemia with non-obstructive coronary artery disease: INOCA</span>)の項目を記載しました。また、以下のとおり病態?診断方法?治療方法のアップデートを行いました。</p>&#13; <ul>&#13; <li>病態:2型アルデヒド脱水素酵素遺伝子多型、冠微小血管攣縮、薬剤溶出性ステント留置後、小児疾患との関連</li>&#13; <li>診断:基準の見直し、血管内超音波、光干渉断層法、血管内視鏡等の血管内イメージング、CTによる冠血流予備量比、磁気共鳴像(MRI)等の画像検査、冠血流予備能、冠微小血管抵抗指数等の生理学的検査や、内皮機能検査</li>&#13; <li>治療:薬物治療、非薬物治療、心臓リハビリテーション</li>&#13; </ul>&#13; <p>さらに、心臓カテーテル検査時の冠攣縮薬物誘発試験において、局所的な冠攣縮のみならず、びまん性冠攣縮も陽性とすること等を新たに定めました。</p>&#13; <p>[展開<span>]</span></p>&#13; <p>もともと、冠攣縮性狭心症は東アジアに多い疾患でしたが、最近では欧米でも冠攣縮有病率は高いことが報告され見直されています。本ガイドラインの発表が、冠攣縮性狭心症、冠微小循環障害に対する標準的診断?治療のガイドとして全世界に発信され、全世界の患者の診断と治療に寄与することが期待されます。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p>【研究グループ】</p>&#13; <p> 本作業は、合同研究班参加学会として、日本循環器学会? 日本心血管インターヘ?ンション治療学会? 日本心臓病学会、日本冠疾患学会? 日本小児循環器学会、日本心臓血管内視鏡学会? 日本心臓リハヒ?リテーション学会? 日本不整脈心電学会の循環器疾患の主要8学会の参加により行われました。</p>&#13; <p><strong>?</strong></p>&#13; <p>○英語版著者の記載順</p>&#13; <p>Seiji Hokimoto; Koichi Kaikita; Satoshi Yasuda; Kenichi Tsujita; Masaharu Ishihara; Tetsuya Matoba; Yasushi Matsuzawa; Yoshiaki Mitsutake; Yoshihide Mitani; Toyoaki Murohara; Takashi Noda; Koichi Node; Teruo Noguchi; Hiroshi Suzuki;Jun Takahashi; Yasuhiko Tanabe; Atsushi Tanaka*; Nobuhiro Tanaka;Hiroki Teragawa; Takanori Yasu; Michihiro Yoshimura; Yasuhide Asaumi;Shigeo Godo; Hiroki Ikenaga; Takahiro Imanaka; Kohei Ishibashi; Masanobu Ishii; Takayuki Ishihara; Yunosuke Matsuura; Hiroyuki Miura; Yasuhiro Nakano; Takayuki Ogawa; Takashi Shiroto; Hirofumi Soejima; Ryu Takagi; Akihito Tanaka; Atsushi Tanaka#; Akira Taruya; Etsuko Tsuda; Kohei Wakabayashi; Kensuke Yokoi; Toru Minamino; Yoshihisa Nakagawa; Shozo Sueda; Hiroaki Shimokawa; Hisao Ogawa on behalf of the Japanese Circulation Society and the Japanese College of Cardiology and Japanese Association of Cardiovascular Intervention and Therapeutics Joint Working Group</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p>【掲載情報】</p>&#13; <ul>&#13; <li>日本語版 <span>2023</span>年<span>JCS/CVIT/JCC</span>ガイドラインフォーカスアップデート版 冠攣縮性狭心症と冠微小循環障害の診断と治療</li>&#13; <li>英語版 <span>JCS/CVIT/JCC 2023 Guideline Focused Update on Diagnosis and Treatment of Vasospastic Angina (Coronary Spastic Angina) and Coronary Microvascular Dysfunction</span></li>&#13; </ul>&#13; <p>こちらからガイドラインをご覧いただけます。</p>&#13; <p><a href="https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_hokimoto.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_hokimoto.pdf</a></p>&#13; <p>詳細:<a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release230310-2.pdf">プレスリリース本文</a>(PDF245KB)</p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学<br/>担当:教授 辻田 賢一<br/>&#13; <p>E-mail:tsujita※kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; 熊本大学病院 客員教授(熊本市立植木病院長) 掃本誠治<br/>E-mail:shokimot※kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2023/03/10 13:00:00 GMT+9 ページ 日本で就職を希望する留学生が日本人学生と半導体工場の見学をしました_365体育网投 /daigakuseikatsu/careersupport/oshirase/s5ahu <![CDATA[<p>熊本大学では、留学生(特に英語で学位取得を目指す理系の大学院生)を対象に日本で就職する際に必要な日本語能力を効率的に獲得できるよう、日本語<span>e-</span>ラーニングシステムの提供を行っています。</p>&#13; <p>この学習システムを使って、熊本に関する新聞記事をやさしい日本語に書き換えた教材を読み、日本人学生サポータによる支援も受けながら熊本についての理解を深めています。</p>&#13; <p>熊本でのホットな話題である半導体に関する記事も学習し、令和5年2月27日に授業で半導体について学んでいる工学部及び大学院自然科学教育部の学生と一緒に半導体工場(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社熊本テクノロジーセンター)を見学しました。</p>&#13; <p>また、熊本についての理解をさらに深めるため、熊本地震の震災遺構(旧東海大学阿蘇キャンパス)も見学しました。</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakuseikatsu/careersupport/oshirase/zfkeri/sck_sony.jpg/@@images/ba1c0b14-55f4-43db-891a-8d8ca47e375d.jpeg" title="sck_sony.jpg" height="256" width="456" alt="sck_sony.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p>ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社熊本テクノロジーセンター</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakuseikatsu/careersupport/oshirase/zfkeri/Tokai_University_Aso.JPG/@@images/23fbf024-002d-42c7-8ab7-0ee0a4f290e9.jpeg" title="Tokai_University_Aso.JPG" height="252" width="452" alt="Tokai_University_Aso.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p>震災遺構(旧東海大学阿蘇キャンパス)でボランティアから説明を受けている様子</p>]]> No publisher 学生 2023/03/06 11:21:00 GMT+9 ページ 在日米国大使館経済担当公使アーロン P. フォースバーグ氏らが本学を表敬訪問されました_365体育网投 /kokusaikouryuu/whatsnew/y58x77 <![CDATA[<p> 令和5年2月16日、在日米国大使館 アーロン<span> P. </span>フォースバーグ(<span>Aaron P. Forsberg</span>)経済担当公使、在福岡米国領事館 チュカ?アシーケ(<span>Chuka Asike</span>)首席領事及びキャサリン?ラファネロ(<span>Katherine Rafaniello</span>)政治経済担当領事が小川学長を表敬訪問されました。<br/> 本学からは富澤理事?副学長(大学改革?評価担当)、大谷理事?副学長(研究?グローバル戦略担当)、宇佐川理事?副学長(教育?学生支援担当)及びグローバル推進機構 園田卓越教授が同席しました。<br/><br/></p>&#13; <p> 始めに、本学から令和6年度に設置を予定している「情報融合学環<span>*</span>」(以下「学環」という。)や「工学部半導体デバイス工学課程<span>*</span>」(以下「半導体課程」という。)などによる、半導体人材育成に向けた今後の教育改革構想を紹介するとともに、半導体研究に係る体制強化構想及び企業との連携状況等について説明を行いました。<br/> 本表敬訪問に先立ち、昨年から調整を進めていた学環や半導体課程における語学を中心とする学修計画について、米国側出席者から改めて期待と支援の言葉があり、日本の大学で初めてとなる本学の半導体人材育成のための教育プログラムに対して米国政府から支援を受けることについて、継続的な検討を行うこととなりました。<br/><br/></p>&#13; <p> 次いで行われた意見交換では、安全保障輸出管理に関する大学の取組やグローバルに活躍できる人材の育成を目的とした連携等について意見が交わされました。<br/><br/></p>&#13; <p> 今回の表敬訪問を機に、本学と米国の関連機関との更なる交流促進と半導体人材育成に向けた連携強化が期待されます。<br/><br/></p>&#13; <p> *「情報融合学環」及び「工学部半導体デバイス工学課程」設置構想の詳細は<a href="/whatsnew/honbu/shingakubusoshikousou">こちら</a><br/>  設置構想は、今後、文部科学省大学設置?学校法人審議会の審査を受ける予定です。構想は審査結果によって確定する<br/>  ものであり、変更の可能性があります。<br/><br/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/fovwuv/@@images/761b9f21-d1c2-494b-81f9-5ab8282c1564.jpeg" title="&#x5199;&#x771F;&#x2460;(&#x5728;&#x65E5;&#x7C73;&#x56FD;&#x5927;&#x4F7F;&#x9928;&#x7D4C;&#x6E08;&#x62C5;&#x5F53;&#x516C;&#x4F7F;&#x5B66;).jpg" height="249" width="453" alt="&#x5199;&#x771F;&#x2460;(&#x5728;&#x65E5;&#x7C73;&#x56FD;&#x5927;&#x4F7F;&#x9928;&#x7D4C;&#x6E08;&#x62C5;&#x5F53;&#x516C;&#x4F7F;&#x5B66;).jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/q8bdgq/@@images/ea8fe8c2-0233-4a75-909c-13315a5aedd1.jpeg" title="&#x5199;&#x771F;&#x2461;(&#x5728;&#x65E5;&#x7C73;&#x56FD;&#x5927;&#x4F7F;&#x9928;&#x7D4C;&#x6E08;&#x62C5;&#x5F53;&#x516C;&#x4F7F;&#x5B66;).jpg" height="241" width="453" alt="&#x5199;&#x771F;&#x2461;(&#x5728;&#x65E5;&#x7C73;&#x56FD;&#x5927;&#x4F7F;&#x9928;&#x7D4C;&#x6E08;&#x62C5;&#x5F53;&#x516C;&#x4F7F;&#x5B66;).jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">【集合写真左から、園田卓越教授、宇佐川理事?副学長、</p>&#13; <p style="text-align: center;">ラファネロ在福岡米国領事館政治経済担当領事、</p>&#13; <p style="text-align: center;">フォースバーグ在日米国大使館経済担当公使、</p>&#13; <p style="text-align: center;">小川学長、アシーケ在福岡米国領事館首席領事、</p>&#13; <p style="text-align: center;">大谷理事?副学長、富澤理事?副学長】</p>&#13; <p>       </p>&#13; <p/>]]> No publisher その他 2023/03/01 10:39:00 GMT+9 ページ 根の伸長を制御するペプチドホルモンを発見_365体育网投 /whatsnew/sizen/20230227 <![CDATA[<p style="text-align: justify;">【ポイント】</p>&#13; <ul>&#13; <li>シロイヌナズナ<sup>*1</sup>を用いて、ペプチドホルモン<sup>*2</sup>が根の分岐頻度及び分岐速度を抑制することを発見しました。</li>&#13; <li>根菜類の枝分かれ防止や根の伸長促進など、農作物の収量増加やストレス耐性付与などへの応用が期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p style="text-align: justify;">【概要説明】</p>&#13; <p> 熊本大学大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究センターの澤進一郎教授?中上知博士研究員らの研究グループは、モデル植物のシロイヌナズナを用いて、ある種のペプチドホルモンが根の分岐頻度及び分岐速度を抑制することを発見しました。根は水や栄養分の吸収を担う器官であるため、根の伸長は土壌の環境により適切に調節される必要があります。本研究は、植物が根の伸長を制御する仕組みを理解する上で重要な知見であり、根菜類の枝分かれ防止や根の伸長促進など、農作物の収量増加やストレス耐性付与などへの応用が期待されます。<br/> 本研究成果は令和5年2月26日に植物科学雑誌「The Plant Journal」に掲載されました。</p>&#13; <p/>&#13; <p>?【今後の展開】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">??? 今後、CLE1<sup>~</sup>7-CLV1/BAM1シグナルを介したLBD16の制御機構が解明されれば、シロイヌナズナがどのようにして根系を最適化しているのかの理解につながると期待されます。CLE遺伝子は、全ての陸上植物に保存されていると考えられているため、他の植物(農作物や園芸植物)における根系形成の仕組みを解明することにも役立つことが期待されます。CLEペプチドは人工的に合成することが容易であり、受容体に対する特異性が高いため、農作物や園芸植物において、人為的に副作用なく根系パターンを制御することが可能になることが期待されます。さらに、土壌環境にあわせて根系パターンを改良することで植物の成長を制御できれば、根菜類の枝分かれ防止や根の伸長促進など、農業、園芸分野へ貢献することも期待できます。</p>&#13; <p style="text-align: justify;"/>&#13; <p style="text-align: justify;">【用語解説】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">*1:  シロイヌナズナ:アブラナ科の一年草(学名:Arabidopsis thaliana)。植物体のサイズが小さい、世代間隔が短い及び遺伝子導入が容易などの理由から、モデル植物として幅広く利用されている。<br/><br/>*2: ペプチド:アミノ酸が2個以上連結した短いタンパク質。ペプチドの中には、ホルモンとしての生理活性を示すものが存在する。</p>&#13; <p style="text-align: justify;"><br/>【論文情報】</p>&#13; <p style="text-align: justify;">論文タイトル<br/>“CLE3 and its homologues share overlapping functions in the modulation of lateral root formation through CLV1 and BAM1 in Arabidopsis thaliana”<br/>論文著者?所属<br/>Satoru Nakagami<sup>1</sup>, Tsuyoshi Aoyama<sup>2</sup>, Yoshikatsu Sato<sup>2</sup>, Taiki Kajiwara<sup>1</sup>, Takashi Ishida<sup>1,3</sup>, Shinichiro Sawa<sup>1, 3, 4</sup><br/>1 Graduate School of Science and Technology, Kumamoto University, Kumamoto 860-8555, Japan.<br/>2 Institute of Transformative Bio-Molecules, Nagoya University, Nagoya 464-8601, Japan.<br/>3 International Research Organization for Advanced Science and Technology (IROAST), Kumamoto University, Kumamoto 860-8555, Japan.<br/>4 International Research Center for Agriculture and Environmental Biology, Kumamoto University, Kumamoto 860-8555, Japan.<br/>○雑誌名?? The Plant Journal<br/>○DOI:<a href="https://doi.org/10.1111/tpj.16103">10.1111/tpj.16103</a><br/>○URL:<a href="https://doi.org/10.1111/tpj.16103">https://doi.org/10.1111/tpj.16103</a></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2022-file/release230227-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF814KB)</p>&#13; <p><br/><br/></p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>????  <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_02_ja_2.png/@@images/8032ba3d-a877-4a15-b6fd-60f50cbdf9de.png" title="sdg_icon_02_ja_2.png" height="127" width="133" alt="sdg_icon_02_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>熊本大学大学院先端科学研究部<br/>担当:<br/>教授 澤 進一郎<br/>電話:096-342-3439<br/>E-mail:sawa※kumamoto-u.ac.jp&#13; <p>(※を@に置き換えてください)<br/><br/>博士研究員 中上 知<br/>電話:080-6433-5357<br/>E-mail:<br/>sing_yesterday_for_me1218※yahoo.co.jp<br/>(※を@に置き換えてください)</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 2023/02/27 15:00:00 GMT+9 ページ