環境報告書「えこあくと2024」

熊本大学環境報告書『えこあくと』

トップメッセージ


           持続的な環境モデル『エコ?キャンパス』の実現に向けて
           力強く前に、歩みを続ける

 世界各地で生じている地震や台風、集中豪雨、熱波や寒波などによる深刻な被害は、本年も人々の生活を脅かし
続けています。我が国も例外ではなく、新年早々に能登半島で発生した地震の規模はマグニチュード7.6を記録し、
奥能登を中心として甚大な被害をもたらしました。秋田県、山形県及び石川県の能登半島などでは、記録的な大雨
により深刻な被害がもたらされました。
 被災された国や地域の皆様の一刻も早い復旧?復興を心より願ってやみません。

 ここに熊本大学環境報告書「えこあくと2024」を公表いたします。2023 年度に行った環境に配慮する活動を
分かり易くまとめました。今回はデザインを一新して、一般雑誌のように更に読みやすい工夫を施しました。
 本学の「環境理念」と「環境方針」に従って、施設?環境委員会と環境安全センターが連携して、エコ?キャン
パスの実現を目指して構成員一同で環境に配慮する活動を行ってきました。新型コロナウイルス感染拡大の影響の
ために実施を見あわせていた「キャンパスクリーンデー」や「ノーマイカーウィーク」を2023 年度から再開しま
した。エネルギー使用では、附属病院施設に導入したESCO 事業の効果と相まって、エネルギー消費原単位(延床
面積原単位)では、前年度比 7%減を達成しました。

 昨年の「えこあくと2023」では、気候変動というキーワードを切り口にして、本学で行われている研究の一例を
ご紹介いたしましたが、今年の「えこあくと2024」では、水資源?生物多様性というキーワードを切り口にして、
本学で行われている研究の一例をご紹介します。

 国立研究開発法人科学振興機構(JST)の事業「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」における新規プロ
ジェクトとして、本学のプロジェクト「Better Co-being 社会を切り拓く異分野共創型 博士イノベータ育成プログ
ラム」が採択されました。本育成プログラムは、専門知(研究力強化)、総合知(文理融合)、トランスファラブルスキ
ルを備え、異分野融合や共創により、予測不能な社会に応じた複雑な課題を解決できる国際的な博士イノベーター
を育成する教育プログラムです。今年の「えこあくと2024」では、この育成プログラムによって支援を受けている
博士後期課程の学生が行っている研究の一例をご紹介します。

 本報告書では、これまでも続けてきた「さらに読みやすく、伝えやすく、親しみやすい」を念頭に置き、本学の環
境に配慮する活動を各カテゴリーに分類するとともに、動画や視覚的にわかりやすいグラフや写真を多く用いました。

 熊本大学は、「常に情報を発信し続ける大学」、「常に外から見える大学」、「常に外からの声に耳を傾け、発展
し続ける大学」を目指し、挑戦を続けます。
 今後ともご支援、ご協力のほどどうかよろしくお願い申し上げます。

2024年9月
国立大学法人熊本大学
学長 小川 久雄


えこあくと2024

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096-342-3223 (内線3223)

sis-energy[AT]jimu.kumamoto-u.ac.jp ※ [AT] を @ に書き換えてご使用ください。