Global Kitchenー留学生から学ぶ伝統料理ー
本場のタイ料理<ラープ?ブアローイ>とは?
今回は、コンポブさんにラープを、アーリヤポーンさんにブローアイをご紹介していただきます!
健児くん(以下、◆):今日はどんな料理をつくったのですか?
コンポブさん:本日は2つの料理をつくりました。先ずこちら(下図左)のメインディッシュが「ラープ」と呼ばれる料理です。タイの北部から伝わった料理です。スパイシーで酸味があり塩辛いという特徴があります。タイでは、この料理を家族や友達と集まった時につくることはありますが、スーパーマーケットでも買うことができるため、普段は滅多に手料理することはありません。
アーリヤポーンさん:次にこちら(下図右)は「ブアローイ」と呼ばれるスイーツです。タイのココナッツミルクです。家族が集まったときに一緒に食べたりします。タイの伝統のようなものです。タイでは、このスイーツを週に1回から2回食べます。こちらもタイのスーパーや屋台で気軽に買えるので、普段家でこれをつくることは多くありません。
ラープ(左)とブアローイ(右)
◆:タイでつくるタイ料理と比較し、味はいかがでしたか?
コンポブさん:全く同じようにはつくることはできなかったと思います。タイで使用している香辛料が日本で見つけることが難しかったですし、なにより材料が高いので(笑)ちなみに今回は辛さを2段階にわけてラープを用意しました。日本人参加者が主に食べているのが辛くはないパターンで、留学生参加者が食べているのが辛いパターンです。
アーリヤポーンさん:タイでは、普段は粘りけのある米粉を使用してブローアイをつくりますが、今回はそこまで粘りけのないものを使用しました。そこの違いはありますが、大体タイで作るものと似たものをつくることが出来たと思います。
◆:最後に全体を通しての感想を教えてください!
アーリヤポーンさん:今日は皆で料理をつくりましたが、中には生地をひたすら丸めるという大変な作業もありました。皆さん疲れたと思いますので、すこし責任を感じています(笑)この料理が気に入ってくれたなら、家族が集まったタイミングなどで再現してくれたら嬉しいです!
日本料理は甘口?
自然科学研究部修士1年の菅嶋さん(左)と川端さん(右)に感想を伺いました!
◆:Global Kitchenに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
菅嶋さん:大学から来たメールでイベントを知ったことがきっかけです。私は現在大学院生で国際(多国籍)的なことも題材にして研究していますので、多くの留学生と関わることができるこのイベントに興味を持ち、川端さんと一緒に今回初めて参加をしました。
◆:留学生とのタイ料理づくりは楽しかったですか?
菅嶋さん:はじめは、留学生が料理をつくっているところを見て、その後皆で料理を食べるっていうのを想像していましたが、実際は生地を丸めたり肉を切ったりと料理づくりに参加することができたので、とても楽しかったです。また、料理の作り方を英語で教えてもらうことも普段はないので、新鮮でした。
◆:実際にタイ料理を食べてみた感想を教えてください!
川端さん:正直、辛いなと思いました(笑)でも、一緒に食べた留学生は「これが普通だよ!」って言っていたので、もしかしたら日本の料理は世界的には甘い方なのかなと感じました。留学生と一緒に食べることで、国や文化による味の感じ方の違いのようなものを知ることができ、面白かったです。
菅嶋さん:私はタイ料理というとパクチーなどのイメージがあり、少し苦手意識がありました。ですが、今日タイ料理を食べてみてとても美味しかったですし、パクチーへの苦手意識も克服できたように感じます!
◆:英語縛りでの料理づくりとのことですが、いかがでしたか?
菅嶋さん:そうですね…「かわりましょうか?」というような一言が英語ですぐには出てこなかったり、頭の中で日本語から英語に変換してみても「え?どう言えばいいんだっけ?」となってしまうことがあり、難しさを感じる場面はありました。今もあのときどんな風に言うと良かったのか考えたりします。そのような意味では、もっと自分の英語力をレベルアップしていかなければならないとこのイベントをとおして感じることができました。
◆:料理づくりやタイ料理を食べたことなど、全体をとおして印象的だったことを教えてください。
川端さん:そうですね、普段タイ料理をつくることなどはありませんし、留学生とこのようにご飯を一緒に食べることも多くはなかったので、今回タイ料理をつくれて、そして多くの留学生と一緒に話ながら食べることができて全てが印象的でした(笑)
◆:留学生との料理づくりをとおして、文化交流だけではなく語学力を高める場ともなったのですね!今年度のGlobal Kitchenは今日で最後ですが、ここでできた留学生と日本人学生のつながりが今後も続いていくことを願っています^_^
(2024年2月7日掲載)