楽しく練習して、目指せインカレ出場!

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見てもやっても「かっこいい」スポーツ、アイスホッケー

健児くん(以下◆): アイスホッケーって、なかなか経験できないスポーツですね。

崎内さん:そうですね。大学でアイスホッケー部に入って初めてスティックに触ったという人ばかりです。私も、大学に入ってからアイスホッケーを始めました。それまではこのスポーツ自体よく知らないくらいでした。高校でやっていたスポーツをやるか、新しいことを始めるか悩んでいたとき、新入生勧誘イベントで先輩たちにかわいがってもらって、試合を見せてもらったのが、入部のきっかけです。

◆:どんなところに惹かれたんですか?

崎内さん:とにかく「かっこいい!」と思いました。スピード感もあるし、体と体がぶつかり合うのも、すごい。よく「氷上の格闘技」と言われますが、本当にそうだな、と思いました。試合を見ていると、一人で全員を抜いていく場面もあるし、チームプレーでパスをつなげていく場面もあります。個人プレーもチームでもかっこいいと感激しました。そんなかっこよさに憧れて入部。今も、試合をやっても、見ても「かっこいいスポーツだな」と思っています。



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試合に出られるまで1年! 根気よい練習が重要

◆:アイスホッケーで難しいところはどんなところですか?

崎内さん:アイスホッケーは氷上でやるので、スケートができないと競技になりません。スケート靴を履いて、氷の上で自分が思った通りに動けるようになるまでに、約1年かかりました。スケートができないと競技にならないので、もちろん試合にも出られません。ホッケーの本当の楽しさがわかるまでに時間がかかってしまうのが難しいところですね。入部して1年くらい、ひたすらスケートの練習をしないといけないので部員の根気も問われるし、そんな部員にアイスホッケーの楽しさを伝えていく先輩たちの根気も問われるなと思います。

でも、試合ができるようになると、アイスホッケーは本当に楽しくて面白い、ということが体感できます。私も最初に試合に出たときは、見ているよりずっとスピード感があることに驚いたし、もっといろいろなことができるようになりたいと強く思いました。練習のやり方も変わったし、試合の様子を録画した動画を見て、自分やチーム全体の動きを確認して、次に活かせるよう工夫するようになりました。

◆:試合に出てみて感じたことはどんなことでしたか?

崎内さん:チームプレーが重要なんだな、という点です。アイスホッケーはスピードも早いので、常に周囲の状況を見ていないとついていけません。初めて試合に出たときは、技術も高くないし緊張しているしで、何をやったらいいかがわかりませんでした。チーム全体を見て動くというのは言葉ではわかっているけれど、試合をやってみて、それが実感できました。

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卒業後も役立つ姿勢や礼儀も身につけてほしい

◆:練習はどのようにおこなっているんですか?

崎内さん:冬は熊本のスケートリンクで週2回練習しています。スケートリンクの営業終了後、1時間リンクを貸し切って練習します。そのときに応じた練習メニューをみんなでやりますが、練習時間が短いので、メニューとメニューの間隔をできるだけ短く、実際の練習時間をできるだけ長くして、短時間でも質が高い練習を心がけています。夏は熊本に練習できるリンクがないので、久留米のリンクに週1回行っています。移動に時間がかかるのですが、1時間30分みっちり練習しています。

全体での練習回数は少ないかもしれませんが、みんな、個人練習もたくさんやっています。自分の予定にあわせてリンクでスケートの練習をしたり、陸上で走ったり筋トレしたり。体を作るのも重要なので、夏はみんなで陸上練習をすることもあります。

今は、みんなで集まって練習するのが難しいので、3~4人のグループに分けて練習しています。やっぱり他の人の目が入るとアドバイスがもらえたりして、メリットが大きいんです。早く、みんなで練習することができればいいですね。

◆:練習する上で心がけていることはありますか?

崎内さん:チームプレーの重要性や周囲を見て動くことを心がけています。これは、社会に出たときにも大切なことなんだと、先輩からもよく言われていました。スポーツをやりながら、社会に出たとき役立つ力や通用する礼儀を身につけるということは、部の方針の一つでもあります。

また、アイスホッケーは、道具だけでなく、練習場所を借りるのにもお金がかかります。これまでのOBの皆さんの支援なしに練習も試合もできないんです。多くの人に支えられているということを知って、感謝をもって対応する気持ちができれば、チームのことを考えたり、周囲に配慮して動くこともできるようになると思っています。

◆:アイスホッケーに興味をもった皆さんに、メッセージをお願いします!

崎内さん:アイスホッケーは日本ではマイナーなスポーツですが、やってみるとかっこいいし魅力もたっぷりあります。練習はみんなで楽しくやっていて、学年を問わず、思ったことを発言しやすい環境もあります。今年の目標は11月の九州アイスホッケーリーグ戦に優勝してインカレに出場すること。入学したら、ぜひ、試合を見に来て、一緒に楽しくアイスホッケーをやりましょう!

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(2021年3月26日掲載)

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