平成29年度の主な取り組み
国際化関連
学生?留学生の流動性の向上 |
|
|
熊本大学の海外交流協定校に在学する学部生を対象に、7月にサマープログラムの英語コースに68名を受け入れ、平成30年2月にスプリングプログラムの英語コースに44名及び日本語コースに7名を受け入れ、留学生の受入増加を図ることができた。本プログラムにおける日本人学生との交流により、日本人学生のグローバル化への相乗効果も図ることができた。 |
地域の外国人への日本語コースの開講 |
|
|
留学生や外国人研究者及びその家族が日本で生活するために必要な日本語の基礎を学ぶ機会を提供するため、10名の受講者に対し全12回の初級日本語講座を実施した。これまでは留学生の大学院生や外国人研究者に限定した初級日本語講座を実施していたが、今回から家族にも門戸を広げ、新規に渡日したばかりの留学生や研究者の家族も初級日本語を学べるようになった。今年度は、10名の受講者のうち5名が家族の参加であった。 |
海外同窓会の設立に向けた準備 |
|
|
平成30年3月ベトナム?ハノイにおいて同窓会を開催し、本学で3番目の海外同窓会となるベトナム同窓会組織の設立にむけた準備を行った。 |
国際的な広報活動 |
本学の日本語版Webの「教育情報の公表」ページの英語化を行い、英語版大学Webページへ掲載した。 |
ガバナンス改革関連
地域へのグローバル教育の発信?波及 |
|
(熊本大学 スーパーグローバル大学創成支援事業 シンポジウムの様子) |
平成30年3月「大学のグローバル化と地域に根ざしたグローバル人材育成」と題し、熊本大学スーパーグローバル大学創成支援事業シンポジウムを開催した。地域のグローバル化を取り巻く状況での様々な課題解決に向けての情報共有と意見交換を目的として開催。第1部では本学 の取り組みと今後の展開、特徴的な取り組みを紹介するとともに、第2部では国内他大学から3名の講師を招き、各大学の地域におけるグローバル人材育成の先導的な取り組みをテーマに講演いただいた。県内外の高校、大学、企業から100名以上の参加があり、地域への本学の取り組みと成果をアピールすることができたと同時に本学のグローバル化の取り組みを地域へ波及させる効果が期待できる。 |
教育改革関連
グローバルリーダーコース(GLC)の取り組み |
|
(海外短期留学での フィールドワークの様子) |
独自のカリキュラムであるGOKOH School Program(「グローバル学修プログラム」と「グローバル課外教育プログラム」)を実施した。とりわけ「グローバル課外教育プログラム」では、GLC Foundation Seminar(毎週開催)、合宿研修(6月)を実施し、加えて、海外インターンシップを地元企業と連携し、8月に行った。参加した6名は、中国の香港で開催されたビジネスエキスポにて、来場者へ商品を説明することで英語力を磨くことができた。 |
教育のグローバル化への制度整備 |
|
(4+1ターム制への移行) |
教育のグローバル化を推進するため、学期の設定について、学則の改正及び学事暦の変更等を行い、「4ターム+夏季1ターム」の「4+1ターム制」を整備した。これにより、授業科目の特性に応じて最も教育効果のあるターム(授業期間)設定が可能となった。 |
大学独自の成果指標と達成目標
熊大グローバルYouthキャンパス事業 |
|
(ロールモデルカフェの様子) |
SSH?SGH指定校が実施する研究テーマ別のプレゼンテーション、ポスタープレゼンテーション等に教員及び留学生を派遣し、高校生183人に対し英語による実践的な指導を行った。国内外でグローバルに活躍する社会人のライフストーリーを通して自らの未来を描くロールモデルカフェ、海外の留学生を対象に実施するサマープログラム及びスプリングプログラムで留学生と英語で交流するMeet & Greet、オープンキャンパスでの英語による授業を体験するSummer Festa、学園祭でラフカディオ?ハーンの英語演劇を披露したSoseki Global Café等を実施し、高校生297人に英語を通した様々な国際交流体験を提供した。 |
海外連携教育コース |
海外連携教育コースとしてのダブルディグリープログラム等の開発のための学内支援事業を7月、1月に実施。7月、1月ともに5件ずつ計10件の補助を行い、平成29年度は海外連携教育コースを新たに2コース増設し、計16コースとなった。これにより多彩な教育プログラムの提供が可能となり、学生のモビリティを向上させる環境が充実した。 |
大学の特性を踏まえた特徴ある取組
外国人留学生への就職支援 |
|
(キャリアトレーニング スタジオでの就活指導) |
外国人留学生の日本国内への就職支援のため、「留学生就職推進室」を設置。実践的なビジネス日本語教育、地域や国内で働くことの理解を深めるキャリア教育、就職に必要なスキルを取得する各種講座、電子カルテによる留学生の個別就職指導等を実施している。また、留学生が自主的に企業?就職情報を収集し学習できるキャリアトレーニングスタジオやラーニングコモンズ(交流学習室)等の環境整備なども行っている。今後、更に熊本県や県内経済団体等との連携を進め、留学生向けのインターンシップや企業関係者との交流会等の機会も増やしていく予定である。 |