平成28年度「地下と地上の文化財散歩」を開催しました
埋蔵文化財調査センターでは、発掘調査によって分かってきたキャンパスの地下の文化財と、地上の文化財の歴史をより多くの方に知って頂こうと、2013年度より文化財散歩を企画?開催しています。4回目となる今年度は、平成28年6月27日(月)~7月1日(金)、黒髪南キャンパスと本荘北キャンパスにおいて、「地下と地上の文化財散歩」を開催しました(後援:熊本大学五高記念館)。
6月27日(月)~29日(水)は黒髪南キャンパスに見学地を設け、総合情報統括センター(集合)→工学部駐車場→工学部研究資料館→工学部研究棟I→理学部南東部→埋蔵文化財調査センターのコースを巡りました。理学部南東部では縄文時代の遺跡と埋葬された縄文人骨について説明しました。また、埋蔵文化財調査センターでは遺跡から出土した遺物をご覧頂き、縄文土器や明治時代の赤煉瓦にも実際に触れてもらいました。
6月30日(木)~7月1日(金)は本荘北キャンパスに見学地を設け、医学部附属病院外来診療棟→基礎医学研究棟→外来診療棟東側駐車場→西病棟→山崎記念館のコースを巡りました。今も敷地内を流れる井手を見学した後、地下で保存している「清正の井手」の話や古代の人々の祭り(呪術)の話をしました。
5日間の期間中、52名の方にご参加いただきました。参加者からは「熊大に歴史がこんなにあるとは思いませんでした。そんな学校に来れてよかったです。」などの感想が寄せられました。今後も熊本大学の意外な歴史を体感できる機会を設けたいと思います。
本企画にご協力くださいました関係部局の皆様、学内外からご参加いただきました皆様方、誠にありがとうございました。
黒髪南キャンパスでの解説 |
本荘北キャンパスでの解説 |
センター展示室での解説 |
お問い合わせ
埋蔵文化財調査センター
096-342-3832