定例学長記者懇談会を開催しました
令和5年12月13日(水)、教育学部音楽ホールにて定例学長記者懇談会を開催しました。
小川 久雄学長の挨拶に続き、教育学部音楽ホールの完成と概要について大学院教育学研究科 山﨑 浩隆教授が報告しました。報告では、?熊本大学フィルハーモニーオーケストラ(通称:熊大フィル)の西村 美結さんと齊藤 咲良さん、体育会吹奏学部の清永 萌心さんがそれぞれ活動報告を行ったほか、熊大フィルが芥川也寸志作曲「弦楽のための3楽章」より第1楽章の演奏を、吹奏楽部が「さくらのうた?中低音フレキシブル?アンサンブルのための」の演奏を披露しました。山﨑教授は説明の中で、3つの柿落としイベントを音楽ホールで行ったことを紹介し「今後もホールをどのように活用すれば大学や地域に役に立てるかを考え、附属学校等とも連携しながら音楽を広めていきたい」と意気込みを語りました。
次に、肥後銀行イノベーション応援プログラムについて株式会社肥後銀行 地域振興部長 田邉 元理事と熊本創生推進機構 緒方 智成教授が概要説明を行いました 。本プログラムは、 本学が有する研究成果や技術シーズと、肥後銀行が持つネットワーク及び金融面や、地方創生に関するノウハウの「共創」により 、地域の持続的発展に貢献し 、SDGsの達成に寄与することを目的に令和3年に始めたものです。緒方教授は、プログラム開始以降共同研究数が増加していることを示し、これにより地域企業が本学の知的資源を活用しやすくなり 、研究開発力が強化され産業の活性化が期待されると述べました。また、トイメディカル株式会社 竹下 英徳 代表取締役社長、生物環境農学国際研究センター 谷 時雄?特任教授、株式会社えがお 研究開発部 松本祥幸様なども各々の共同研究について成果を発表しました。
最後に2つのクラウドファンディングプロジェクトの開始について、 大学院教育学研究科 八幡 英幸教授と山城 千秋教授、熊本大学循環器内科? 松澤 泰志特任准教授がそれぞれ説明しました。まず「外国人材の受入れ?共生を支える教員等養成?研修プログラム」について、八幡教授は半導体企業TSMCの熊本進出を機に外国につながる児童生徒の教育の充実が急務になる一方で、そのような学習支援?生活支援についての知識?技能を有する人材が不足している現状を説明し、持続的に人材育成を行っていくことの重要性を強調しました。次に「熊本県の皆さんのために!心臓リハビリテーションの普及を!」について、 松澤特任准教授が県内の心臓リハビリテーション普及率の低さや「心リハ指導士」の免許を持った専門家の少なさといった現状を説明し、「熊本県における心臓リハビリテーションを推進することで、元気に楽しく生きていける熊本県にしたい」と意気込みを語りました。
参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。
懇談会の資料は こちら を参照してください。
山﨑教授 |
西村さん、齊藤さん |
熊大フィル |
清永さん |
体育会吹奏楽部 |
株式会社肥後銀行 田邉理事 |
緒方教授 |
トイメディカル株式会社 竹下代表取締役社長 |
谷特任教授 |
株式会社えがお 松本祥幸様 |
八幡教授、山城教授 |
松澤特任准教授 |