熊大生、深海の海底温泉から新種の甲殻類を発見!
【概要説明】
熊本大学くまもと水循環?減災研究教育センターの嶋永元裕准教授、鹿児島大学理工学域理学系の上野大輔助教、海洋研究開発機構海洋生物多様性研究分野の渡部裕美技術主任らの研究グループは、伊豆諸島海域の海底火山「明神礁カルデラ」の海底温泉(熱水噴出孔)周辺から新種の微小甲殻類を採集しました。この甲殻類の仲間は熱水噴出域にのみ生息する特殊な生物で、日本近海から初めて発見された新種になります。新種の学名は、本種発見に多大な貢献をした熊本大学理学部学生(当時)の瀬之口れいなさんにちなみ、Stygiopontius senokuchiaeと命名されました。
本研究成果は科学研究費助成事業の支援を受けたもので、平成30年4月30日付の国際誌「Zootaxa」に掲載されました。
【論文情報】
論文名:A new dirivultid copepod (Siphonostomatoida) from hydrothermal vent fields of the Izu-Bonin Arc in the North Pacific Ocean
著者:Daisuke Uyeno, Hiromi K Watanabe, Motohiro Shimanaga
掲載誌:Zootaxa
Doi:http://dx.doi.org/10.11646/zootaxa.4415.2.8
URL:https://www.biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.4415.2.8
【詳細】
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熊本大学くまもと水循環?減災研究教育センター
担当:嶋永 元裕
電話:0969-56-0277
e-mail:motohiro※gpo.kumamoto-u.ac.jp
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